清朝皇帝の時計に３億５千万円 中国収集家が落札 - MSN産経ニュース

競売大手サザビーズの広報担当者は１０日、米バージニア州で８〜９日に行われたオークションで、中国・清朝の乾隆帝（在位１７３６−９５年）の卓上時計が３７７万８５００ドル（約３億４５００万円、手数料込み）で落札されたことを明らかにした。同種の時計では過去３番目の高額落札という。 時計は当時、広州の工房で製作されたもので、皇帝が使用するため金箔（きんぱく）や宝石など豪華な装飾が施されており、保存状態も良好で、芸術品としての価値も高いという。 サザビーズによると、競売では５人が電話入札で争ったが、最終的に中国の個人収集家が落札したという。落札予想価格は１００万ドルだった。 オークションはワイン醸造業の資産家パトリシア・クルーゲ氏の膨大な美術品コレクションを処分するため行われ、時計は目玉の出品だった。（共同）