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麻黄…エフェドリンのお話
漢方薬や風邪薬でスポーツ選手がドーピング反応で陽性になるというお話を聞いたことはありませんか?そ... 漢方薬や風邪薬でスポーツ選手がドーピング反応で陽性になるというお話を聞いたことはありませんか?それは生薬“麻黄”の成分、“エフェドリン”の影響です。 私の学生時代のことですから、もう20年も昔の記憶になりますが・・・私たちの漢方の師で当時富山におられた寺澤捷年教授(現千葉大学教授 東洋医学会会長)が大学講義で“葛根湯”のこんなお話をされたことがありました。 「君たち学生諸君は、徹夜明けで試験に臨むことがあるかもしれないが、肩が凝って頭もさえない…そんな時には葛根湯を服用してごらんなさい。」 「葛根湯には麻黄という生薬が含まれていて、その学名をEphedrae(エフェドラ)、主要アルカロイド成分で“エフェドリン(Ephedrine)”が含有されている。」 「この“エフェドリン”の構造が覚せい剤である“メタンフェタミン”ときわめて似ていて…」と、名調子で麻黄の中枢神経系賦活作用についてお話が展
2013/12/02 リンク