電力取引、８時間半停止 日本卸電力取引所で通信障害：朝日新聞デジタル

電力広域的運営推進機関は１日午前、電気を売買する市場を運営する「日本卸電力取引所」との間で通信障害が起きたと発表した。同取引所での電力取引は約８時間半にわたって停止した。実際の電力供給に支障は起きていないという。 同機関によると、電力売買の情報などの通信システムで３月３１日午後１０時ごろに不具合が生じ、４月１日午前６時２１分に解消した。データを受け渡しするプログラムの異常が原因と見られるという。 同取引所は１日からの電力小売り全面自由化に合わせ、２４時間態勢に切り替えたばかりだった。同取引所によると、取引停止の間に計３６件の電力取引が保留状態になったものの、１日午前６時３０分から復旧して順次成立した。 林幹雄経済産業相は１日の閣議後会見で「不具合が生じたことは大変遺憾だ。これを教訓に対応に万全を期して欲しい」と述べた。（村山祐介）

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