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化学変化で架線が劣化 JR九州、11日の破断原因説明:朝日新聞デジタル
JR九州の青柳俊彦社長は28日の記者会見で、今月2度にわたって停電で大規模トラブルを起こしたこと... JR九州の青柳俊彦社長は28日の記者会見で、今月2度にわたって停電で大規模トラブルを起こしたことについて「大変ご迷惑をおかけした」と陳謝した。また最初に起こした11日の事故は、想定していなかった部品劣化が原因だとし、来年9月までに管内54カ所で部品を交換する方針だ。 11日の事故は、JR鹿児島線の天拝山―原田の架線のうち、電気を通さない「デッドセクション」と呼ばれる約8メートルの部分が破断。通過した列車のパンタグラフが壊れ、その列車が鹿児島線と長崎線の架線を損傷。568本が運休し、約17万人に影響が出た。 JR九州によると、デッドセクションは繊維強化プラスチック(FRP)製の線を樹脂のカバーで覆った架線を使っていたが、何らかの原因で隙間ができ、内部に水が入った。FRPに含まれる化学物質と水に、電気の火花が加わり内部で化学変化が起き、劣化。架線にかかる力も加わって、破断したと考えられるという
2016/11/29 リンク