朝日新聞デジタル：娯楽のデパート「ナガシマリゾート」、ヒットの秘密 - 経済・マネー

長島観光開発の稲葉邦成社長＝三重県桑名市の長島スパーランド、金子淳撮影 ■ナガシマリゾート（長島観光開発） 温泉に遊園地、アウトレット、イルミネーション。全世代が楽しめる娯楽の「デパート」だ。わざわざ関西人も遊びに来る。なんで？ ◇ ナガシマリゾートを訪れて気づくのは、高齢者から子供まで、客の年齢の幅広さだ。だが、最初からそうだったわけではない。 東京五輪が開かれた１９６４年の創業時は、温泉施設だけだった。時は高度成長期。レジャーの大衆化が進むなか、次に手を打ったのが遊園地だ。落差や速度でギネス世界記録に認定された最新鋭の絶叫マシンで、若者を引きつけた。有名人も多く訪れ、７０年代末から放映された刑事ドラマ「西部警察」のロケには過去最高の１０万人が来場。９８年には植物園「なばなの里」をオープンし、団塊の世代を取り込んだ。 それでも、稲葉邦成社長（７０）は「一つの施設やイベン

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