asahi.com（朝日新聞社）：新潮ドキュメント賞に蓮池薫さん「半島へ、ふたたび」 - 文化

第８回小林秀雄賞と新潮ドキュメント賞（新潮文芸振興会主催）の選考会が２７日あり、小林秀雄賞は水村美苗さんの「日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で」（筑摩書房）に、ドキュメント賞は蓮池薫さんの「半島へ、ふたたび」（新潮社）に決まった。授賞式は１０月２日午後６時、東京・虎ノ門のホテルオークラで。 「半島へ、ふたたび」は、初めて訪れた韓国での体験記と、翻訳を通じて韓国文学を日本に紹介していく思いなどをつづった作品。蓮池さんは２７日午後に会見し、「北朝鮮では敵国と宣伝されている韓国に自分がいつか行ける日があるのか、と思っていた。行ってみると、北朝鮮のことや帰国後のことが自然に思い出され、その自然な心情を書いた。評価されて大変うれしい」と語った。 蓮池さんは、拉致問題が忘れられることなく解決に向かってほしいと述べたうえで、「私には、韓国語の翻訳者として自立して家族のために生きる自分と、拉致被害者

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"「私には、韓国語の翻訳者として自立して家族のために生きる自分と、拉致被害者として解決のためにできることをやっていく自分の二つの面がある。...」"