朝日新聞デジタル：三重大職員、備品横領か ＡＶ機器など６００万円分 - 社会

印刷 三重大学は２７日、学務部学生サービスチーム留学生支援室の男性係長（５３）が、留学生会館などの備品７０点（約６０４万円分）を横領して転売した疑いがあるとして、同日付で懲戒解雇し、発表した。当時の上司にあたる部長２人は厳重注意処分、課長３人と副課長１人は訓告処分とした。 男性係長は、留学生関係の備品購入を担当。２０１０年３月ごろから１１年８月までの間、学内の備品や新たに購入したパソコンやオーディオ機器などをリサイクルショップなどに転売したとみられ、約３００万円の不正な利益を得た疑いがあるという。 別の職員が、購入したはずのブルーレイディスクレコーダーがないことに気づき、発覚した。同大の調査に対して、係長は「株式運用で借金があり、返済に充てた」と話していて、同大は刑事告訴も検討している。坂口力理事は「綱紀粛正をして信頼回復に努める」と謝罪した。