最大1000億円不動産投資、英グロブナーが日本で収益確保狙う - Bloomberg

２月27日（ブルームバーグ）：不動産開発や投資を手掛ける英グロブナー・グループは、債務危機に見舞われる欧州を中心とする投資家の資金で日本の不動産に投資するファンドを今秋をめどに組成する意向だ。銀行借り入れを合わせ、最大1000億円規模の運用を目指す。日本の不動産投資の安定した収益の獲得を狙う。 グロブナーファンドマネジメントジャパン（東京都港区）のマネジングディレクターで駐日代表の中島健氏が23日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューでファンドについて明らかにした。投資家からの調達は400億円程度を想定している。東日本大震災や欧州の経済悪化などの影響で昨年は日本でファンドの組成が難しかった。 欧州委員会は23日、ユーロ圏の今年の成長率はマイナス0.3％と、リーマンショック後の09年以来のマイナス成長になる見通しを発表した。欧州の景気悪化は日本の不動産投資の追い風で、中島氏は「欧州の投