津波避難時は寺の本堂へ 函館・万年寺 市が避難ビルに指定－北海道新聞[道南]

津波避難時は寺の本堂へ 函館・万年寺 市が避難ビルに指定 （11/21 16:00） 「少しでも住民の役に立ちたい」と話す鷲山住職 【函館】函館市の津波対策の見直しにより、市内万代町の万年寺が津波避難ビルに追加指定された。これまでに指定された１２棟の大半はホテルで、寺は市内で初めて。最上階の３階は本堂で、ふだん一般の人は入れないが、市の要請により受け入れを決めた。鷲山宣裕住職（６２）は「命を助けることは、何よりも優先すべきだ」と話している。 「ビルの屋上まで津波が来る東日本大震災の映像を何度も見た。函館も最悪の事態を想定する必要がある」 ８月、函館市の防災担当者が、津波対策の見直し作業の中で、寺を訪れた際、鷲山住職はこう伝え、指定を快諾した。海まで約５００メートルと近い同寺周辺の万代町は、海抜約２メートル。市によると、最大で１～２メートルの津波が予想されているが、緊急時に避難できる建物は少

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震災以降の社会において。命が何より大事だという認識が共有されている。「津波避難時は寺の本堂へ　函館・万年寺　市が避難ビルに指定」