書き手を育て４０年目 若手に期待 函館文学学校 直木賞候補も生む－北海道新聞[道南]

書き手を育て４０年目 若手に期待 函館文学学校 直木賞候補も生む （04/21 16:00） １９８９年から校長を務める安東璋二さん 小説などの文学の創作手法を学ぶ函館文学学校が今年、４０年目を迎えた。同校は開校以来、地域の文学活動を活性化させてきた。校長を務める道教大名誉教授の安東璋二さん（８１）は「今後も書きたい人がいる限り、続けていきたい」と話している。 同校は１９７５年、文学を実践的に学び、書き手を育てる教室を開いてほしいと、若手の文芸愛好家らが作家の故木下順一さんや道教大の助教授だった安東さんらに熱心に働きかけて開校した。当時、文芸を書かせる講座は全国的にも珍しく、カリキュラムを組むにも苦労したという。安東校長は「文学というものは教えることができるのかと、ためらいがあった」と振り返る。 １回目の受講生を募集したところ、定員の４０人を超える６６人が集まった。会社員や学生、主婦らと顔

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40年継続する育成事業。「書き手を育て４０年目　若手に期待　函館文学学校　直木賞候補も生む」