顔に墨塗り息災祈る 東和・三熊野神社 奇祭「カラスの小正月」 « Iwanichi online 花巻地方のニュース

花巻市東和町北成島の三熊野神社（小原明宮司）で12日、「カラスの小正月」が行われた。顔に墨を塗り付けて無病息災を祈るユニークな祭りで、境内には子供たちの健やかな成長を願う父母や逃げ回る子供たちの笑顔があふれた。 本殿前で行われた神事には、地元の北成島と南成島両地区の子供会の児童をはじめ、父母や幼児、一般参拝者ら50人ほどが参列。それぞれの代表が神前に玉串をささげて祈願した後、本殿の灯明から児童が持つたいまつに火が移され、両子供会が地域内の家々を回って集めたしめ縄や門松などの正月飾りに点火された。 髙く積まれた正月飾りが勢いよく燃え上がると、参加者は今年１年の無病息災を祈りながら長い竹の先に付けた餅をあぶり思い思いに頬張っていた。 餅に集中している子供たちの背後から、墨を手にした父母らが気付かれないように近づき、顔いっぱいに墨を塗り付けていた。境内は、逃げ回る子供たちを追い掛ける父親や

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