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「ゆれる」亡き直木賞作家・藤原伊織も激賞 「兄弟の心の葛藤」見事に描く
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「ゆれる」亡き直木賞作家・藤原伊織も激賞 「兄弟の心の葛藤」見事に描く
今年の1月半ば頃、友人の藤原伊織が入院先のがんセンターから電話して来た。筆者の昨年の邦画ベスト10に... 今年の1月半ば頃、友人の藤原伊織が入院先のがんセンターから電話して来た。筆者の昨年の邦画ベスト10に「ゆれる」が無いと注文をつけている。「兄弟の心の葛藤をあれだけ見事に描いた映画は最近無い」と。過酷な執筆と入退院を繰り返しながらも藤原はしっかりと映画を見ていた。恥ずかしいことに僕はパスしていたのだ。必ず見ると謝ったが、この5月17日に藤原が死ぬまでに実現できず、週末にDVDで改めて見たものだ。 脚本と監督は西川美和。「蛇イチゴ」の、この女性監督は人の心理を洞察して抉る鋭い感性を持っていると感心する。藤原の言う兄弟の「ゆれる」葛藤を上っ面で無く、家庭環境や幼児体験、現在の経済状態、そして何よりもポジティブな東京と地方の閉塞したネガティブな町との差異や対比からも説き起こしている。 東京で成功している主人公のカメラマン猛を演ずるのはオダギリジョー。「血と骨」「東京タワー」など演技は徐々に磨かれて