解説委員室ブログ:NHKブログ | おはよう日本「おはようコラム」 | おはようコラム 「北極海の温暖化と安全保障」

<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年03月21日 (金)おはようコラム 「北極海の温暖化と安全保障」 (キャスター） 地球の温暖化に伴って、北極海を覆っていた氷が急速に融ける現象が続いています。 このため、これまで氷に閉ざされ活用できなかった北極海を船の航路として、また、海洋資源の宝庫として各国が注目するようになり、主導権争いが始まっています。 秋元千明解説委員に聞きます。 Ｑ）北極海の氷はどの程度とけているのですか？ Ａ）北極海には過去、平均でおよそ600万から700万平方キロ程度の面積の氷があったが、温暖化の影響で急速に減り、去年夏にはおよそ40パーセントも減少した。 このまま温暖化が進むと、北極海はやがて、年間を通して氷がまったくない状態になると予想されている。 この結果、北極海を普通の船が通航できるようになってきた。 これが北極を中心にした世界地図だが