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ドラッカー名言録18 「知識労働者自身に上下はない」 かねてから知識労働者(ノウレッジ・ワーカー)の... ドラッカー名言録18 「知識労働者自身に上下はない」 かねてから知識労働者(ノウレッジ・ワーカー)の台頭を重視してきたドラッカーは、その本質やあり方について、しばしば随所で言及しているが、この言もその典型的なものの一つである。 この言葉に続いてドラッカーは、高級な知識、低級な知識というものはないからだと、この発言の理由を説明している。知識の評価については与えられた仕事に関して適切か適切でないかがあるだけだと喝破し、しかも課題解決自体によって必要とされる経験や予算によって、その従事者の組織内のランクは決まるといっている。 よく様々の事柄を医者にたとえるのが好きなドラッカーは、さらに、眼病には眼科医が適切であり、胆嚢の切除にあたるのは腹部専門の外科医だとも述べている。したがってドラッカーは、知識労働を中心とした組織は、権威や権力志向の組織ではなくて、課題解決や目的によって規定されるべき業績試行