東京新聞:羽田入り口渋滞困った 大鳥居交差点:社会(TOKYO Web)

羽田空港の玄関口に当たり、渋滞が慢性化している大鳥居交差点周辺（東京都大田区）が、１０月に予定される国際線の本格乗り入れなどで機能不全に陥りそうだ。空港の再拡張に伴い、交通量が３割増えると予想されるうえ、近くの別の交差点では立体化で逆に渋滞が緩和され、大鳥居交差点への車の集中が進むためだ。区は、このままでは空港へのアクセスに支障を来すとして交通体系の見直しを、関係機関に求めていく方針だ。 大鳥居交差点は環状８号と産業道路が交わり、今も朝夕は渋滞する。近くの青果店経営の男性（７６）は「朝の七時半から八時まで百メートルぐらい渋滞が続く。バイクでの配達も遠回りしている」と話す。 空港再拡張で、十月から新滑走路と国際線旅客ターミナルが供用開始される予定だ。国土交通省の環境影響評価書（二〇〇六年）では、環状８号（大鳥居交差点付近）の交通量は、平日約二万一千台だったが、再拡張後は三割増の同約二万七千台