東京新聞:石垣市長選 与党勝利:政治(TOKYO Web)

任期満了に伴う沖縄県石垣市長選は二日投開票され、無所属現職の中山義隆氏（４６）＝自民、公明推薦＝が、無所属元職の大浜長照（ながてる）氏（６６）を破り再選した。今秋予定の知事選を見据え、政権幹部らによるてこ入れを強めた自民党の選挙戦略が奏功した。自民党にとっては一月の名護市長選に続き、今回も推薦候補が敗れれば、知事選への不安材料になるとみられていた。米軍普天間（ふてんま）飛行場（宜野湾（ぎのわん）市）の名護市辺野古（へのこ）移設の進展にも影響しかねないため、安倍晋三首相が中山氏に激励のメッセージを寄せるなど支援した。 中山、大浜両氏の一騎打ちは前回と同じで、自衛隊配備による南西地域の防衛力強化の是非が主な争点となった。石垣市は尖閣諸島を抱え、二〇一二年九月の尖閣国有化後、初の市長選だった。投票率は７５・１９％で前回を２・２３ポイント下回った。

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実に残念な結果。補助金に頼らざるをえない厳しい財政状況が選挙結果の大きな要因なのだろうが、だからといって自衛隊誘致で解決しようというのは将来に大きな禍根を残すだろう。