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全共闘に、そしてファシズムに学べ
つまらない時代だと思う。もちろんいつだって「つまらない時代」なんだが、その「つまらなさ」を突破し... つまらない時代だと思う。もちろんいつだって「つまらない時代」なんだが、その「つまらなさ」を突破しようと試みるさまざまの模索それ自体が、これほどまでに総じてつまらない、最悪の「つまらない時代」も珍しいんじゃなかろうか。 その理由は私の中ではハッキリしていて、結局、全共闘を直視する者がほとんどいないから、ということに尽きる。 読む気はあるんだが値段が高すぎてなかなか購入するフンギリがつかずまだ読んでないんだが、それなりに評判となっている(た?)小熊英二の大著『1968』も、小熊の政治的スタンスからしてむしろその読者を全共闘から遠ざける効果をしか持っていないだろうし、またそうであるからこそ広く読まれるのだということぐらいは、読まなくても分かる。 よく目撃するのは、「全共闘なんてしょせん……」と知りもしないくせに全共闘を批判するその批判の内容が、実は全共闘が当時の既成左翼に対しておこなっていた批判
2015/07/25 リンク