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綿矢りさの巻 若さに揺れる心を奏でる : HONライン倶楽部 : コラム : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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綿矢りさの巻 若さに揺れる心を奏でる : HONライン倶楽部 : コラム : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
史上最年少の19歳で芥川賞を受賞した綿矢りささんは、今年早くもデビュー10年を迎えました。若いこ... 史上最年少の19歳で芥川賞を受賞した綿矢りささんは、今年早くもデビュー10年を迎えました。若いことの鬱陶(うっとう)しさ、輝かしさを描く作品は、心の奥深い場所に触れてきます。なぜか夏より秋に、静かな喫茶店で読み返したくなるのです。 <さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、せめて周りには聞こえないように、私はプリントを指で千切(ちぎ)る> 冒頭の文章は、何度読み返してもせつなくなります。高校のクラスの輪から外れた生徒たちの交流をつづる芥川賞受賞作『蹴りたい背中』(河出文庫)には、様々な思い出を持つ人が多いようです。 「私が15のときに『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞したのが綿矢りさであった」 東京都町田市の井上晶子さん(22)は、長いメールを寄せてくれました。「斬新な文章、人や物に対する観察力。本の楽しみを知った私は、山田詠美や村上春樹、芥川龍之介な