【回顧２０１３】ベストセラー : ニュース : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

東京五輪の開催決定に沸く一方、社会保障や外交などの課題も深刻さを増した２０１３年の日本。景気の先行きに半信半疑の人もいる中、どのような本が読まれたのか。本紙「ベストセラー怪読」の３人の執筆者とともに、今年の傾向を振り返った。 総合部門では、村上春樹の３年ぶりの長編『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』（文芸春秋、１０５万部）がトップとなった。このほか、出光興産創業者をモデルにした百田尚樹『海賊とよばれた男』（講談社、上下計１６３万部）、最終回の平均視聴率が４２・２％に達したドラマ「半沢直樹」の原作シリーズ３作目、池井戸潤『ロスジェネの逆襲』（ダイヤモンド社、８５万部）の２作がベスト１０入り。三浦しをん『舟を編む』だけだった昨年に比べ、文芸書の復調が目立った。 「保証付きの面白さ」求める ただ、人気は一部の作家に集中。出版科学研究所は「本を買って損をしたくないという人が増え、購入を後

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“「保証付きの面白さ」を求める傾向”