九大「グラミン・ハウス」、移転で建物解体 : 最新ニュース : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

ハウスを前に思い出を語る岡田教授（左から２人目）と橋爪さん（同３人目）、工房まるのアーティストら（１０日、福岡市東区の九州大で） 伊都キャンパス（福岡市西区）への移転が進む九州大箱崎キャンパス（同市東区）で、ソーシャルビジネスの拠点となった歴史ある建物が解体される。「グラミン・クリエイティブ・ハウス」で、工事開始前日の１９日には、関係者らが集って「見納めパーティー」を開く。 ハウスの名前は、バングラデシュで貧困層向けに無担保で融資を行う「グラミン銀行」に由来する。銀行の創設者で２００６年のノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏に対し、共同研究を行う九大が栄誉教授の称号を授与。同氏と交流のある岡田昌治教授（国際法務担当）が中心となり、福岡でもソーシャルビジネスを広めようと１０年、研究センターを設立した。 拠点として、かつては工学部で空き家になっていた建物に注目。自由に改装してよいことも決