組み体操中の事故、都内の小中学校でも７０９件 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

東京都内の小中学校で２０１４年度、組み体操中の事故が計７０９件起きていたことが分かり、都教育委員会は１４日、運動会や体育の授業での安全対策を検討する有識者会議を設置すると発表した。 ３月までに対策をまとめ、新年度から各学校で実施する。 日本スポーツ振興センター（ＪＳＣ）の集計によると、１４年度に都内の学校で起きた組み体操の事故件数は、小学校５６３件、中学校１４６件。うち児童・生徒が骨折したケースは、小学校１５８件、中学校は４１件だった。都の有識者会議では、事故防止や危険回避のための対策を検討し、組み体操を実施する際の指導方法や注意点をまとめる。 近年の組み体操では、四つんばいになって重なる「ピラミッド」や、立った人の肩の上に乗る「タワー」が崩れるなどして、児童らがけがをするケースが相次いでいる。ＪＳＣによると、全国の小中学校で１４年度に起きた事故は７６９７件。小学校は５９１３件（うち骨折１