テレワーク雇用に光 東京企業やってきた : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

三好市のオフィスでテレビ会議をする西岡百合代さん（右奥）、西村耕世さん（右前）ら。「まるで東京で働いているみたい」と西岡さんは笑う＝守屋由子撮影 地域再生を語ると、必ず「仕事がない」という現実に突き当たる。だが、職場を各地に分散させる「テレワーク」という方法が、新たな風を吹かせ始めた。 四国のほぼ中央に位置する徳島県三好市。旧街道沿いの廃業した老舗旅館を間借りし、東京・銀座に本社を置く人事コンサルタント会社「あしたのチーム」がオフィスを設けたのは２０１３年３月のことだ。 同社は、人事評価システムを開発して企業に販売している。三好のオフィスでは、地元採用の５人が、営業用の資料作成や顧客企業のデータ入力などを担う。通信網の発達で、今や立地のハンデはないに等しい。 大阪や台湾など計１０か所の営業拠点を結ぶテレビ会議を終え、西岡百合代（３１）は目を輝かせてパソコンに向かった。「国内外の仲間と一緒に

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雇用確保のための大型公共工事も、工場誘致ももはや難しい。三好市商工政策課「若い人たちが望むワーク・ライフ・バランスと、地元志向を満たしてくれる。『三好で働く』が選択肢になる」。