京都で顔見世興行前に「まねき」作り NHKニュース

東西の人気歌舞伎俳優が京都に集まる年末の風物詩、顔見世興行を前に、京都の寺で「まねき」と呼ばれる俳優の名前の看板作りが進められています。 「まねき」は、歌舞伎の劇場の正面に掲げる俳優の名前の看板で、大入りになるように願いを込めて２メートル近い大きな板いっぱいに文字を書きます。 京都市左京区の寺では、書家の川勝清歩さんが、つやを出すため日本酒を混ぜた墨を筆に含ませ、勘亭流の字体で、今回、襲名披露となる四代目市川猿之助さんや、九代目市川中車さんの名前を丁寧に書き上げました。 川勝さんは、「今回は、襲名披露もあるので、にぎやかになるよう気合いを入れて書いています」と話していました。 「まねき」は、今月２５日に京都の南座に掲げられ、顔見世興行は今月３０日から来月２６日まで行われます。

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