パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は13日、量的引き締め(QT)として知られるバランスシート圧縮に引き続き取り組む方針であり、現行の準備預金の水準を心地よいとみているとする一方、翌日物リバースレポ(RRP)ファシリティーの利用が横ばいとなる状況で準備預金が減少する可能性があることを認めた。 連邦準備制度がマネーマーケットファンド(MMF)などを対象に行うRRPファシリティーの応札・落札額は減少傾向が続いており、現在8230億ドル(約117兆3300億円)規模。こうした利用減少に伴い、量的引き締めが将来のある時点で金融システムにおける超過準備を減らす効果を持つようになるだろうと、パウエル議長は指摘した。 議長は、3回連続の金利据え置きを決めた連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の記者会見で、こうした時点に達すれば「準備預金は減少し始めるだろう」と語った。 市場参加者の一部は、RRPファ