精神科での自閉性スペクトラムの診断価値はその患者さんの年齢により変わる。例えば、ある年齢以下で正確に診断されると、治療の選択肢が増えるなどのメリットがあることを言っている。わからないよりはわかるほうが良い。 自閉性スペクトラムは、3歳以下で診断されると、成人では実際的ではない治療を選択できる。それと、これは極めて重要だが、幼い患者は誤診が生じるリスクがかなり低い上、本人への告知の問題がかなり薄れることも挙げたい。 成人患者では、自閉性スペクトラムの表現型がさまざまなこともあり、そのように診断された方が良い人とそうでない人にわかれる。 成人では、自閉性スペクトラムを広く診断する医師と、一般の精神科医で意見が分かれることも多々ある。そのため病院やクリニックにより診断が異なることで、本人が精神医療に不信感を抱くことも重大である。 このブログの過去ログを読んでいくとわかるが、僕は広汎性発達障害、ア