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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (5)

  • 『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』

    精神疾患によりアルバイトも向き不向きがある。僕はコンビニのアルバイトができる人はポイントが高いと思う。これは、コンビニでアルバイトができる人は他のアルバイトも広くこなせそうと言う意味である。ここでは、ミスが多く店長に叱られてばかりの人はできるとは言わない。 ある日の診察中、コンビニは色々なことを覚えねばならず、同時にしないといけない業務も多いので大変と言う話が出た。 現代のコンビニはキャッシュカードや交通系パスモなど様々な支払い方法があるし(チャージも含め)、税金の支払いや住民票も取れるようになり、レジ打ちだけできるのでは到底務まらない。 ADHDの患者さんで、コンビニよりもう少し易しそうにみえる居酒屋のアルバイトで、大学生なのにミスがあまりにも多く、店長から高校生やフリーターより遥かに仕事ができないと言われショックを受け、精神科に初診した人がいる。 これは障害に由来するミスの多さと仕事

    『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』
  • kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

    kyupinのブログへようこそ。 このブログは精神科全般、旅行音楽、スポーツなどについての日記です。始めて既に10年以上経っているため、過去の記事には、現在のルールに沿わないものがあります(適応、処方制限など)。精神科に関する疑問は過去ログのどこかに記載していることが多いので検索してみてください。(○○ kyupin でググる) 現在、向精神薬に限らず多くの医薬品の供給制限があり、処方継続が危うい状況が続いている。ごく最近もセドリーナの納入ができなくなり、幸運にもジェネリックのトリヘキシフェニジルが納入できたので、当面、約2か月間は処方継続ができるようになった。 アキネトンやセドリーナは神経内科ではむしろ処方を見ないような抗パーキンソン薬であるが、精神科では抗精神病薬の副作用止めとして併用されてきた歴史がある。リエゾンで神経内科医の処方に触れることがあるが、パーキンソン病の人にこれらが処

  • 『アスペルガーの人の恨みは海よりも深い』

    統合失調症とアスペルガー症候群の患者さんの表情であるが、おおむねアスペルガーの人の方が良い顔をしていない。いつも不愉快というか、嫌な顔をしているんだな。わりあい落ち着いてきても、表情がいまいちなのはなぜだろうか?とよく思っていた。 もちろんうつ状態だとかそういうのもあるけど、彼らには「恨みの気持」が強いことが関係しているように思うようになった。 普通、「家族への敵意」は、いろいろな精神科疾患でみられるので、特異性があるとまでは言えないけど、来、器質性の色彩が強いように思っている。だから特に身近な人、家族ももちろん含むが、そういう人たちへの「恨み」、「怒り」、「被害関係妄想」は、統合失調症的とは言えない。 てんかん性精神病だとか、生来に脳に障害を負ったような人はそのような気持が出現しやすい。統合失調症ではそのようなものが出ないかと言うと、そうでもなくて、この傾向にはあまりにも例外が多すぎて

    『アスペルガーの人の恨みは海よりも深い』
  • 『精神科以外の薬の催奇形性』

    そろそろ子供がほしいのですが、どのように薬を減らしたら良いですか? と聴かれることがある。精神科の場合、その人が薬なしで妊娠・出産できるかどうかは、精神疾患による。その理由は、妊娠期間は決して短い期間ではないからである。 例えば、てんかんの場合、抗てんかん薬を中止した状態で妊娠、出産をするのはリスクが高いため出産まで服薬を続けるのが一般的である。過去ログには抗てんかん薬の催奇形性についての比較的詳しい記事がある。 現代的には新規抗てんかん薬のラミクタールのみを服薬して妊娠出産すれば、出来る限りのベストを尽くしたといえる(イーケプラもリスクが低い)。これは双極性障害や自閉性スペクトラムの人も同様である。 ただし、ラミクタールは急には変更できないため、この薬でコントロール可能かどうか十分な時間を取って妊娠前に試みるべきであろう。 抗てんかん薬としてのラミクタールにはもう1つの障壁がある。新規抗

    『精神科以外の薬の催奇形性』
  • 『自閉性スペクトラムの診断価値は患者さんの年齢により変わる』

    精神科での自閉性スペクトラムの診断価値はその患者さんの年齢により変わる。例えば、ある年齢以下で正確に診断されると、治療の選択肢が増えるなどのメリットがあることを言っている。わからないよりはわかるほうが良い。 自閉性スペクトラムは、3歳以下で診断されると、成人では実際的ではない治療を選択できる。それと、これは極めて重要だが、幼い患者は誤診が生じるリスクがかなり低い上、人への告知の問題がかなり薄れることも挙げたい。 成人患者では、自閉性スペクトラムの表現型がさまざまなこともあり、そのように診断された方が良い人とそうでない人にわかれる。 成人では、自閉性スペクトラムを広く診断する医師と、一般の精神科医で意見が分かれることも多々ある。そのため病院やクリニックにより診断が異なることで、人が精神医療に不信感を抱くことも重大である。 このブログの過去ログを読んでいくとわかるが、僕は広汎性発達障害、ア

    『自閉性スペクトラムの診断価値は患者さんの年齢により変わる』
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