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ブックマーク / pha.hateblo.jp (35)

  • 面白かった本2014 - phaの日記

    今年読んで面白かったを書きとめておきます。今年もたくさん面白いが読めて幸せだった。 中国化する日 増補版 日中「文明の衝突」一千年史 (文春文庫) 作者: 與那覇潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (18件) を見る 與那覇潤「中国化する日」は今年一番面白かったかも。「中国に日が侵略される」みたいな話では全くなくて、1200年前からの日歴史を「中国化」と「江戸時代化」というキーワードでたどる中国化=身分や土地などの縛りがない自由競争。競争に負けた奴は特に保護しない。その代わりセーフティーネットとして宗族(親族)での助け合いが強い。そうしたシステムは1200年前の宋の時代に成立して今までずっと続いている。 江戸時代化=イエとかムラとか定められた場所で大人しく上に従っているなら最低限わしてくれるけど、あま

    面白かった本2014 - phaの日記
  • シェアハウスについて考えたこと - phaの日記

    前回の記事シェアハウスと民主主義 - phaの日記で書いたイベントで話したことや話し足りなかったことなどを雑然とメモ。 コミュニティとしてのシェアハウス、主催者のやる気とか頑張りに依存することが多くて、主催者が抜けると継続しない場合が多いのもうちょっとなんとかならないかなーと思う。完全にビジネスとして成立する感じでやれば引き継ぐ人も出やすいかもしれないけど、それはそれで味気ない感じもあるし。— pha『しないことリスト』電子版出ました (@pha) November 18, 2014 シェアハウスは家族とかに比べて人間の流動性が高くて、合わない場所からは去りやすいというのはいいことなんだけど、入れ替わりが多い中でずっと継続していくのはやる気か金銭かが回っていかないと難しい。家を借りるのもハードル高いし、もっと気軽に始められて気軽にやめられたらいいんだけど。— pha『しないことリスト』電子

    シェアハウスについて考えたこと - phaの日記
  • 旅とダメ人間パン - phaの日記

    旅行をするときにはダメ人間パンを買うことが多い気がする。ダメ人間パンがカバンの中に一袋入ってるとなんかすごい安心感がある。 ダメ人間パンという呼び名は誰が言い始めたのかよく知らないけど、コンビニやスーパーとかで100円くらいで売ってる、スティック状で細長くてチョコチップが入ったりしている、モソモソしてヘニョヘニョしたパンのことだ。ダメ人間はご飯をべるのを面倒くさがってずっと布団で寝転んだままこのパンばかりべている、ということからそう呼ばれるようになったんだったと思う。 旅行中の携帯料としてのダメ人間パンの利点を三つ挙げてみる。 1.日持ちする おにぎりとかは痛みやすいけど、ダメ人間パンはかなり日持ちする。パサパサして水分が少ないのも耐久性が感じられて頼もしい。なんとなく一週間くらい放置していても安心。 2.潰れても平気 旅行中にカバンに入れて持ち歩いてるとどうしても潰れやすい。あんパ

    旅とダメ人間パン - phaの日記
  • 犬も良い - phaの日記

    旅行に行った友人の家で一週間くらい犬の世話をしていた。を三匹飼っているので普段はの相手ばかりしているので新鮮な体験だった。イヌネコと並べて言うけどなんか全然別のコンセプトデザインでできた動物なんだなと思った。 犬、と違って人間の言うことを聞くのがすごい。感動した。人間の顔色や意図をうかがってくれるし、人間が褒めると喜ぶ。は全くそういうの気にしないからなあ。感情が通じるのを感じた。 と違って撫でられること自体にはそんなに喜ばない感じ。個体差かもだが。 は一メートルくらいの高さはジャンプするけど、犬は平面的にしか動かないので楽だ。べ物などはテーブルの上に置けば奴らには触れられない。 このパグという種類がいしんぼうなのらしいけど、べものに対する欲望が強かった。 犬は鼻で動く動物だなー。はなんだろ。鼻よりも耳かな。 出かけようとすると「散歩なの?散歩なの?」みたいなウルウルした

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  • 理想の死に方 - phaの日記

    死ぬときはあっさり死ねればいいなと思う。理想としては、もうこれ以上生きられなさそうだと思ったら身辺整理をして、天気のいい日に山の頂上までなんとか登っていくか運んでもらうかして、頂上に着いたらとてもいい天気で眼下にはすごい見晴らしが広がっていて、その山が実は火山なんだけど、火口の内部にはMacで処理中のときに出るレインボーカーソル みたいな亜空間が渦巻いていて、火口からその亜空間に身を投げると、苦痛なくあたたかくふんわりと全てが溶けるように無になる、みたいなのがいい。 実際はそんなに綺麗に死ねなくてもっといろいろめんどくさい感じになってしまうんだろうけど……。元気なうちは一人でも生きられるけど元気じゃなくなったときが問題で、「もう一人では生きられない」ってなったときに赤木しげるのように潔く死を選べる自信はあまりないし、カネもなくて体も動かなくて頭もボケたらどうするのか、もし何かでポックリ死ね

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  • 知識は人を自由にする - phaの日記

    知識を得ると世界の幅が広がって行動の自由さが増す。自分がメインストリーム的なところから外れて生きてるのはいろいろを読んだりしたせいなんだろうかって思ったけど、社会への違和感はよく考えたらを読む前のすごく小さい頃からあった。だからそれは知識とは関係なくて最初からあったもので、でもその最初の感覚に従ってを読んだりいろんな場所に行ったりすることで、自分の生き方について「別にこれでいいんだ」って思えるようになったというのはあるような気がする。

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  • 時間について - phaのニート日記

    昔、時間がうまく把握できなかった。例えば十代の頃。 例えば、「今」は「さっき」より2分経ったのか5分経ったのか15分経ったのか時計を見るまで全く分からなかったし、「ちょっと前」に起きたあの出来事は「今」から10分前のことだったのか25分前のことだったのか1時間前のことだったのか全然説明できなかった。自分で測る時間の目測はいつも時計が示す時間と大幅にずれていた。「さっき」起きた「それ」は大体「何分前」のことだったのかを、そんなに悩みもせずに説明できる周りの人たちが理解できなかった。 けれどこの世界はそんな自分の感覚とは関係なく、時計で定められた時間を区切りにして授業が始まって終わり、時計で定められた時間の経過によってバイトの時給が支払われるという仕組みなのだった。時計の針の動きや117の時報や、子午線や天文台や地球の自転や公転や、原子時計が発する電磁波の周波数によって、この世界に流れる時間は

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  • 安全圏から他人を笑うのは楽しい - phaの日記

    年に一回か二回くらい、すごく疲れて憔悴して、ややこしいことを考えたり複雑な遊びをする気力はなくて、「何もインターネットで見たくないけど何かインターネットで見たい」みたいな気分になったとき、2ちゃんねるの家庭板のまとめを読んだりする。 家庭板というのは家庭のことを書いてる板で、具体的に例を挙げると嫁姑の争いの愚痴とか配偶者への不満とかそういうのが集まっている。まとめサイトとしては真のエネミーは配偶者 まとめサイトとか義実家にしたスカッとするDQ返し☆まとめサイト @ ウィキとかHagex-day infoとか。2chじゃなく発言小町watchだけど元トピ職人の釣り解説も家庭に関する話題を取り上げていてエンターテインメント性が高い。 なぜそういう種類のサイトを読むのか。それが自分にはあんまり関係ないから、安心して安全圏から人の愚かさを楽しめるからだ。僕自身が家庭というものに全然執着がないので、

    安全圏から他人を笑うのは楽しい - phaの日記
  • いつも何かに追われてるような気がする - phaの日記

    自分が忙しいのか忙しくないのかわからないけど、いつも何かに追われてるような気がする。 なんでだろ。あれやんなきゃ、これやんなきゃ、あれについても知らなきゃ、それについても考えなきゃ、とかいつも焦りながら思っていて、そんなことを考えるのに忙しくて仕事とかしている暇がない。 大体、当にのんびりしている人は「のんびりしよう」なんてわざわざ書かないし、僕が「のんびりしよう」とかいつも言ってるのは自分自身に言ってるようなところがある。のんびりしよう。 他人のことを「プライドが高い」って批判する人は大体人がプライドが高いし、他人のことを「コンプレックスが強い」って批判する人は大体人のコンプレックスが強いし、他人を「相手を見下している」って批判する人は大体人が相手を見下している。その人が他人を批判する言葉を見ればその人が抱えている問題が分かる、という現象に誰か適切な名前を付けてください。

    いつも何かに追われてるような気がする - phaの日記
  • 病気と健康の話ばかりする中年にはなりたくなかった - phaの日記

    固い肉を噛んだりして右下の奥歯にヒットすると激痛で5分間何もできずにうずくまるくらいの虫歯になってしまったので、6年ぶりくらいに歯医者に行った。奥歯以外にも虫歯があったり歯石が溜まっていたりいろいろ問題があったので毎週一回歯医者に行って地道に治療を続けている。 歯周病も少し進行しかけてるみたいな話だった。歯周病ってよく知らなくて、歯茎がちょっと腫れるくらいだろとか思ってたんだけど、そうじゃなくて歯茎の下の骨もだんだん減っていって歯が抜けるみたいなやばい症状だった。怖。何それ。ちゃんと歯を磨こう。でも虫歯で歯医者に行った直後はいつも「ああ、今までの自分は愚かでした。これからはきちんと毎日歯を磨くことを誓います」って思うんだけど、時間が経つとそれを忘れてまた歯磨きがいい加減になってしまう。僕はいつまで歯を残せるのだろうか。死ぬまでのあいだなんとか逃げ切れるだろうか。歯は少しずつ着実に、しかも不

    病気と健康の話ばかりする中年にはなりたくなかった - phaの日記
  • ブログ観光大使としてタイに行ってきます - phaの日記

    【公式ブロガー】「ニート日記」のphaさんの参加が決定しました : ブログ観光大使 公式ブログ なんか突然「ブロガーとしてタイに行きませんか?」という御招待が来たので二つ返事で受けました。僕が毎日怠惰を持て余してるのはこういうときのためだったに違いない……! この企画は何人かの日のブロガーが交代でタイに行ってブログを書くというものらしいです。詳しくはブログ観光大使 公式ブログを参照ください。 企画自体は11月25日から12月25日まで開催されるのですが、僕が実際に行く予定は12月4日〜12月14日になります。普段だるくて月に1、2回しか更新しないこのブログですが、タイに行ってる期間はできるだけ毎日更新しようと思います。 僕は以前にタイのバンコクに1年ほど住んでいたことがあって、このブログの昔のタイトルは「phaのバンコク日記」でした。懐かしいですね。タイに行くのはそのとき以来の5年ぶりな

    ブログ観光大使としてタイに行ってきます - phaの日記
  • 世間のルールに背を向けろ - phaの日記

    NHKオンライン | オトナへのトビラTV 僕が出演したオトナへのトビラ第4夜、明日8月4日の正午から再放送だそうです。見逃した方はNHKオンデマンドでネットからも見れるみたいです。 放送を見ましたが、いい感じで僕の生き方や主張を分かりやすくまとめて紹介してくださっていたと思います。それで、番組を見て思ったこととか寄せられた感想とか、あと収録のときに喋ったけど使われなかった部分などもあるので、ちょっとブログでも補足的に書いてみようかと思います。番組自体は30分でしたが、番組の収録は3日間にわたって一日5、6時間くらい撮ったので使われていない部分も結構あるんだよね。 番組を見た人のコメントで多かったのが「京大を出たのにふらふらしてるなんてもったいない」とか「若いうちはいいが50代とかになってお金のない生活はキツイですよ」というものだったんだけど、確かに言っていることも分かるけど、それでも今

    世間のルールに背を向けろ - phaの日記
  • 結婚について - phaの日記

    ブログに書くネタがないので読者からのお便りに返事したりしてみようかと思います。 愛知県在住のポトさんより。 いつもphaさんのブログを見させてもらっています。 私も、現代の日人の仕事感については同感です。 phaさんは ご自身の結婚感は どのようにお考えでしょうか? 御教示いただけたら幸いです。 結婚についてはあんまり興味がないですね。したい人はすればいいというか。 恋愛などに興味がないわけではないですが、特に結婚したいとは思わない。普通に女の子と一緒に遊んだりできてればそれでいい。 就職しなきゃ一人前じゃないと思っていないのと同様、結婚しなきゃ一人前じゃないとかそんなのも思ってないです。 そんなに結婚したいと思わないのは「一人の女の子と十年とかそれ以上とかのかなり長期の期間にわたって仲良くする」っていうのにそんなに自信がないというのもある。まあ結婚恋愛は別なんでしょうけれど。 あと子

    結婚について - phaの日記
  • 6・14京都鴨川オフレポ - phaの日記

    6月14日に京都三条あたりで適当に催したオフは無事終わりました。総勢30人くらいの人に参加していただき、昼の2時から夜12時くらいまでずっと飲んでました。ずっと酔ってたのであんまり正確に覚えてないのですが、以下適当にレポ。 14時ちょっと前に三条川原に到着。まだ誰もいないので一人で缶ビール飲む 天気良い sugnimが来て二人で座り込む パラパラと人が来て6人くらいになる 天気良すぎて暑いので橋の下の陰に移動 なんか適当に飲む 近くのコンビニなどで適当に飲み物やべ物を買ってきて飲みいする感じ 適当におしゃべりなどする こんな状態 http://movapic.com/kimzii/pic/141 このへんで餃子がべたくなって木屋町の餃子屋さんに行ったら鉄板が暖まるのにもうちょいかかりますとか言われたので近くの王将で餃子買ってたら自転車に乗ったけんたろさんが王将の前を通り過ぎて行くのが

    6・14京都鴨川オフレポ - phaの日記
  • 死に関する本5冊 - phaの日記

    モダンファートというサイトで死生観について語ったインタビューが公開されているのですが、 ・modern fart | 「何歳まで生きますか?」phaさんに聞く【前編】 ・modern fart | 「何歳まで生きますか?」phaさんに聞く【後編】 その中でも「人間臨終図巻」について言及しているように昔から死に関するを読むのが好きだったので、この機会に好きなを紹介してみようと思います。 カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/08/22メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 197回この商品を含むブログ (310件) を見る 抑制の効いた繊細な筆致で、ある学園で暮らす少年少女の日常風景や些細な出来事、恋愛をしたり友達と仲違いをしたり将来に夢を持ったりという、感

    死に関する本5冊 - phaの日記
    eririchan3031
    eririchan3031 2012/10/10
    鶴見済は本気でリスペクトしている。