自分自身を肯定する力があれば子どもたちはきっと力強く生きていける。 最近メディアや書籍によく登場する「自己肯定感を育てよう」には賛成ですが、「褒める=自己肯定感が育つ」という図式には「?」と疑問を持ってしまいます。 だって、優れている部分だけをクローズアップするのって、片手落ちな気がしませんか? これは褒める子育ての落とし穴でもあると思います。 私が「子育ては褒めるだけでは充分ではない」と思ったのは、息子に発達障害があったからだと思います。 なにしろ褒めるところよりも、褒められないところのほうがずっと目立つのですから。 その上、10歳をすぎて自分を客観視する年齢になると、自分は他の子どもに比べて出来ないことがあると本人も自覚をするようになり、どんなに褒めても自己肯定感は下がっているように感じたのです。