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「天地明察」などの小説や、アニメのゲームの原案・脚本を手がける冲方丁さんが7月17日、自作の2次創作を全面解禁することを自身のブログで提案した。2次創作は「長らく黙認と放置が業界の通例」だったが、「グレーゾーン」のもとあいまいだった権利や利用のあり方を明確化し、海賊版や違法利用の抑制を目指す狙いだ。 冲方さんは自身の作品について、(1)2次創作の全面解禁、(2)メディアミックスは2次創作の延長ではなく独立した1次作品として明確化、(3)2次創作者によるファングループを作り、優先的に作品に関する情報を提供する、(4)著作者とファンがともに違法作品抑制に取り組む環境の整備――の実現を目指すという。 2次創作については許諾する作品を限定した上で公表し、「元作品名と、その2次創作であることを作品や冊子の冒頭に明記すること」を条件とすることで契約書などの実務作業をなくし、満たすものは自動的に許諾。そ
報道のきっかけとなったのは、アマゾンが7月16日に一時的に公開したサービスのテストページ。そこには「キンドル・アンリミテッド(Kindle Unlimited)」というサービス名と、「月額9.99ドルで、60万冊以上の書籍をあらゆる機器で楽しめます」との説明が書かれてあった。 これを含む新サービスに関する一連のウェブページはすでに削除されているが、米グーグルの検索ロボットがデータを収集しており、その一部が今もキャッシュに残っている。 これを見ると、人気作品、文芸小説、注目作家などの分類で、対象となる電子書籍が紹介されている。テクノロジー系ニュースブログのギガオム(Gigaom)によると、このほかにも「KUテスト」というテストページが一時的に公開され、そこには63万8416タイトルの電子書籍と、7351タイトルのオーディオブックが表示されていた。 米ウォールストリート・ジャーナルによると、そ
コミックナタリー PowerPush - ドラマ「アオイホノオ」 稀代のクリエイターの青春描く熱血ドラマ 原作者・島本和彦、撮影現場を完全レポート!! テレビ東京系列にて7月18日よりオンエアされる、島本和彦原作・福田雄一監督によるTVドラマ「アオイホノオ」。島本の学生時代をベースとした熱血ストーリーが柳楽優弥、山本美月、安田顕といった豪華キャストにより展開される。 コミックナタリーでは放映に先駆け入手したドラマの場面写真を、原作の名シーンとともにお届け。また連日現場に訪れては撮影を見学しているという原作者の島本に完全密着し、撮影現場を案内してもらった。予想をはるかに超える作り手の熱量を、貴重なショットの数々で堪能してほしい。 取材・文・撮影/安井遼太郎、唐木元
アマゾンが電子書籍読み放題サービスに参入するというニュースがある。これは月額9.99ドルの契約を交わすと、約60万タイトルの電子書籍が読み放題になるというサービスだ。日本ではいまひとつ普及していない印象が拭えない電子書籍だが、アメリカでは事情が異なるようだ。本書の記載によると、アメリカの出版業界の市場調査を専門とした機関の報告で、2012年までに成人の24・5パーセントが日常的に電子書籍を読んでいるという調査結果が出ているそうだ。 社会学者エヴェレット・ロジャーズの著書『イノベーションの普及学』によると、革新的な技術が消費者に普及するまでには5つの段階をふむという。消費者全体の2・5パーセントを「革新者」と呼び、最も早い段階で新しい技術に反応し購入する層。次が「初期導入者」で13・5パーセント。これに次ぐのが34パーセントを占める層で「初期多数派」といい、ここまで消費者のほぼ50パーセント
アマゾンが定額制サービスの試験を行っていることが、アマゾン自身の「ちら見せ」によって明らかになった。月額9.99ドルで60万点のE-Bookとオーディオブックが読み放題、というKindle Unlimited (KU)の紹介画像/映像が7月16日、アマゾンのサイトに登場し、多くは間もなく消えた。情報を総合すると、これはプレミア会員向けのKOLLサービスを拡張したもののようだ。 KOLL(貸本)からKU(定額制)へ アマゾンは予約を必要とするデバイス以外、新製品/サービスを大々的に宣伝するということをしない。多くのサービスは、その戦略性の軽重を問わず、日常的なスタイルで発表されるか、あるいは目立たない形でテストされ、静かに開始されることが多い。システムだけでなく、ビジネス・シミュレーションも徹底しており、立上げ時点で不確定要素はほとんどない。 定額制については、すでにプライム会員向けにKin
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