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ブックマーク / honz.jp (37)

  • 2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ

    2011年7月15日にオープンしたノンフィクション書評サイトHONZ。日2024年7月15日をもちまして13年間のサイト運営に終止符を打つこととなりました。 2011年の東日大震災から、記憶に新しいコロナ禍まで。はたまたFacebookの時代からChatGPTの到来まで。その間に紹介してきた記事の総数は6105。 発売3ヶ月以内の新刊ノンフィクションという条件のもと、数々のおすすめを紹介する中で、様々な出会いに恵まれました。信じられないような登場人物たち、それを軽やかなエンターテイメントのように伝える著者の方たち、その裏側で悪戦苦闘を繰り広げていたであろう版元や翻訳者の皆さま。さらに読者へ届ける取次会社や書店員の皆さま、そしてHONZを愛してくださったすべての皆さま、当にありがとうございました。 サイトを閉じることになった理由に、明快なものは特にありません。こんなサイトがあったら

    2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ
  • 「図書館の隠れたポテンシャル」を引き出す4冊 - HONZ

    図書館の隠れたポテンシャル」を引き出す4冊『知の広場』『サブジェクト・ライブラリアン』『情報リテラシーのための図書館』『シリアの秘密図書館』 机は勉強する大学生や高校生に占領され、読みたいはだいたい貸出中、音を立てれば「シーッ!」と怖い目で睨むメガネをかけた図書館員、映画で登場する図書館の典型である。 インターネットで検索すれば欲しい情報がすぐに手に入ってしまう時代に、日を含む世界各国の図書館は生き残りをかけて、古いイメージから脱却しようと挑戦している。の虫だけを相手にしたサービスでなく、幅広い層に利用され、図書館ならではの専門性を活かした問題解決を行い、知識社会を生きる市民のサポーターとして、なくてはならない存在になろうとしている。 存在意義と役割をアップデートしようとする試行錯誤の過程を明らかにし、スペース、サービス、教育、社会的意義の切り口から図書館の高いポテンシャルを解放す

    「図書館の隠れたポテンシャル」を引き出す4冊 - HONZ
  • 『アルカイダから古文書を守った図書館員』 - HONZ

    2013年1月、アルジェリア東部の天然ガス精製プラントで、日人を含む大勢の外国人がイスラム過激派に拘束される事件が起きた。アルジェリア軍と過激派の交戦により結果的に少なくとも37人の外国人が死亡し、内10人はプラント大手「日揮」社員などの日人だった。このニュースが駆けめぐったときの衝撃は、今も記憶に新しい。 では、このとき犯行グループが何を要求していたかを知っているだろうか。そのひとつは、隣国のマリで進行中のフランスによる軍事介入を停止することだった。なぜマリ? そう首をひねる人もいるかもしれない。だがアルジェリアの事件の首謀者は、その軍事介入と浅からぬ因縁があった。そして軍事介入の背景には、1年近くにわたったアルカイダによるマリ北部の支配があり、その陰には危機を受けて敢然と立ち上がったひとりの男がいた。この知られざるドラマ

    『アルカイダから古文書を守った図書館員』 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    怖い…でも見たい!怪異と戦う弱小少年!『ミヤコ怪談』第8話後編 2018年09月21日 気弱な少年と不良少女のジュブナイルホラー。 虐められっこの草弥は、クラスメイトに脅されて、「タタリ場」への調査に向かうのだが、出会ったのは、世にも恐ろしい妖怪の数々だった…「ミヤコ怪談」はメディ...

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  • 『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 - HONZ

    を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 あなたは今この文章を読んでいる。 あるいは、こんな冒頭に書かれている文章はすっ飛ばして先に重要な・核心的な部分だけ読もうと、はなから無視しているかもしれない。はたまた、たしかに目に情報を入れてはいるものの、文章が脳の中で意味を結ぶ前に先へ先へと進もうとしているかもしれない。かように、「文章を読む」とひと言でいっても、そのアプローチの仕方は人それぞれまったく異なってくるものだ。じっくりと読む人もいれば、ぱっとみて読み飛ばす場所を判断する人もいる。 文章を読む、殆どの場合そんなことは問題にはならない。ただ書いてある文章を読み、その意味するところを理解していけばいいのだと。だが当にそれだけだろうか──、「読む」というのは、もっと多様で、人それぞれ違った過程を歩むものなのではないだろうか。そ

    『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 - HONZ
    feel
    feel 2015/07/11
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    プロレスには人生の大切な全てが詰まっている!『パパはわるものチャ... 2018年09月23日 プロレスは人生の縮図だ。 人生では勝つことも負けることもあるけれど、勝ってばかりだと面白くないし、反対に負けてばかりでもやるせない。 絶対に勝たなければいけない時もあるし、勝ちを譲った方が良い場面...

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  • 『漫画編集者』いかにして漫画は生み出されるのか - HONZ

    編集者が書いたや、編集者が受けているインタビューが好きだ。 それはやっぱり「表にはあんまり出てこない部分」だからオモシロイのだろうと思う。書も含めて我々読者は、最終的にパッケージとして提出されたものを完成品として受け取る。そうしたには大抵謝辞として編集者の名前が挙げられていたり、あるいは雑誌ならば最後に名前がクレジットされていたりするだけで、そこでどのような関与があったのかは最終的な形だけではよくわからない。 実際には最終成果物に至る手前の作業──作家・漫画家の選定から発注、改稿作業のプロセスとあらゆる場面で編集者の思想と技術と人脈と戦略が発揮されているはずだ。普段は見えることのない、そうした過程を知るのは実に興味深い。どうやって、何を考えながらやっているんだろう。それはテクニックとして磨けるものなんだろうか、と。 という前置きから推測されるように書『漫画編集者』はかねてより『善き

    『漫画編集者』いかにして漫画は生み出されるのか - HONZ
  • マンガ界の底上げ『荒木飛呂彦の漫画術』 - HONZ

    1980年代、週間少年ジャンプは『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』、『聖闘士星矢』、『キン肉マン』など黄金タイトルが並んでいた。その中で『ジョジョの奇妙な冒険』は異色の漫画に思えた。しかし十数年の時を経て、それは大きな間違いだと気づいた。著者の荒木飛呂彦は連載当時から王道漫画を描いていたのだ。 書は全く人気が衰えることのない長期連載漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦による漫画の描き方の解説である。これまで明かすことの無かった漫画制作の秘密を、作品を題材にしながら披瀝している。 また著者は「漫画は最強の総合芸術」と断言し、漫画以外の創作活動に活かせる話も書は満載である。クリエイティブな人間にとって必携の一冊と言える。例えば絵を描く際に必要な「美の黄金比」や、ヘミングウェイに学んだストーリー作りなど具体的な方法論が解説されている。 著者はこれらの方法論を「道に迷わないための

    マンガ界の底上げ『荒木飛呂彦の漫画術』 - HONZ
  • いずれは我が身か? 『本で床は抜けるのか』 - HONZ

    木造二階建てアパートの二階にある4畳半の部屋に仕事場を移したところ、畳がすべてで埋まってしまった。 この一文から書は始まる。移した蔵書の数は「少なくとも1000冊以上、2000冊以下」とのこと。ちなみに築年数は50年で、下見の段階で押し入れの床からはメリメリと板が裂ける音が。引っ越し終了後、自宅へ帰るバンの中で「もっと慎重に物件を選べば良かった」と後悔する著者。まあ思うところは色々あるが、とりあえず読み進めていくとする。 ひょっとすると床が抜けるのではないか。一抹の不安に襲われた著者はSNSに「現場」の写真を載せ、広く意見を求める。結論は出なかったが、この問題に興味を持った著者はさらに、「床抜け」経験者やその話を聞いた人はいないか情報を募った。すると、「2階の部屋の床は抜きました」「父の兄の嫁さんがぶち抜きました」などなど書き込みが相次ぐ。 著者はノンフィクションライターである。自分の

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    feel 2015/03/19
  • 『本棚にもルールがある』-編集者の自腹ワンコイン広告 - HONZ

    仕事棚に入れない ・社会人として入れておくべきなのは、「科学」、「歴史」、「経済」 ・棚に並べるのは勝負のみ などといったルールが並ぶ。 棚は、整理が難しい。ギッチリ詰まった棚や、何年も中身が変わっていない棚の持ち主も数多くいるのではないだろうか。は冷蔵庫の品のように賞味期限があるわけでもないし、捨てたり取っておくものの基準もあるわけでもない。 読書が好きであればあるほど、棚は大変難しい問題になっていく。書では、そんな棚を、いつもスッキリ見やすい状態にするのはもちろんのこと、「棚を自分の記憶の外部装置」として機能させたり、「未来手に入れたい知」を手に入れさせたりするルールをお教えしている。 たとえば、「あらゆるを拒まず、大量に受け入れるのが『新鮮な棚』」という項目がある。この「新鮮な棚」とは、著者の成毛さんが、あらゆるを大量に読めるように考え出した、

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    feel 2014/12/05
  • やっぱり日本の翻訳家はスゴイ!『翻訳問答』 - HONZ

    シンプルでセンス溢れる軽快な装丁、帯には江國香織と穂村弘の推薦文、著者は、僕らの世代だと、ハワイやサーフィンのイメージがすぐに浮かぶ、作家・翻訳家の片岡義男と、クッツェーの翻訳や『嵐が丘』の新訳で知られる鴻巣友季子。そしてタイトルの「蒟蒻問答」を思わせる遊び心ーー。 を手に取れば、どうしても「洗練」「洒脱」といった言葉が思い浮かんでしまう。ところが、いざページを開くとまったく印象が変わる。ひんやりと澄んだ空気感のなかで、真剣を交えるような言葉のやりとりが続く、実に読みごたえのある一冊なのだ。 書の「仕組み」は、次のようなものだ。 ・まず著名な、すでに翻訳されている著名な小説を、「課題小説」として片岡、鴻巣両氏が選び出す。 ・訳す範囲の原文だけが編集部から二人に渡される(つまり全体を通して原文を読むことはできない)。 ・締切日が提示され、その日までに双方が翻訳原稿を提出したのち、対談が行

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    feel 2014/10/23
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    シリアスとギャグのバランスが絶妙な『銀魂』面白さと入りやすさはど... 2018年09月27日 ギャグが好きな人、思いっきり笑いたい人は、シリアス長編エピソードの間に挟まれるギャグ編がオススメ。私は読者投票によるキャラクターランキングの結果発表後、ランキング結果を変えようとするキャラクター...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

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    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

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  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

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  • 『似ていることば』 - 「林」と「森」はどう違う? - HONZ

    似て非なる言葉というのは、世の中に数多く存在する。だが、どこが似ていて、どこが違うかを正確に説明するとなれば、言葉の定義をきちんと理解していることが必要だ。 とはいっても諸説あるのが、言葉の由来。それらのルーツを吟味しながら現場へと足を運び、さらには言葉の違いの決定的瞬間を写真に収める。そんなチャレンジに果敢に挑んだのが、書『似ていることば』である。 2枚の並べた写真を見比べることで違いに気付き、めくった次頁の説明によって言葉で理解する。この発見と理解という二つの欲求を、一度に満たせる編集の妙。さらに似ていることばのチョイスも、「知っているようで、知らない」ものばかり。全38組の言葉の中から、そのいくつかを紹介してみたい。 ◆「足」と「脚」は何が違うのか?

    『似ていることば』 - 「林」と「森」はどう違う? - HONZ
    feel
    feel 2014/08/21
  • 『闇金ウシジマくん』はどのようにして始まったのか堀江貴文が聞く!真鍋昌平-堀江貴文対談 Vol.3 | マンガ新聞

    “闇金融”の日常と債務者たちのリアルな人間関係を描く『闇金ウシジマくん』。 ドラマ化・映画化もされた同作品はどのようにして始まったのか。そして、今後の新しい展開は、どうなっていくのか。 堀江貴文(以下、堀江)が真鍋昌平(以下、真鍋)へ切り込みます。第1回、第2回を読んでいない方は、それぞれこちらから(vol.1、vol.2)。 『闇金ウシジマくん』の取材は、どのように行っているのか 堀江 あの、生活保護の人っていうのも、実際に取材したんですか? 引きこもりでお腹のゆるかった… 真鍋 あれも取材しましたね。生活保護者が多いといわれてる地域に住んでいる方の元へ取材に行きました。若くして生活保護を受けてる人って精神病の治療を受けている人が多いんです。僕が取材した人もウツになって病院で薬処方してもらってるんですが、どんどん症状がわるくなってしまっていました。 堀江 普段はどんな暮らしをしているんで

    『闇金ウシジマくん』はどのようにして始まったのか堀江貴文が聞く!真鍋昌平-堀江貴文対談 Vol.3 | マンガ新聞
  • 『闇金ウシジマくん』の企画はどのようにして作っている?堀江貴文が聞く!真鍋昌平-堀江貴文対談 Vol.2 | マンガ新聞

    “闇金融”の日常と債務者たちのリアルな人間関係を描く『闇金ウシジマくん』。 ドラマ化・映画化もされた同作品の今、これから、作られ方などについて、堀江貴文(以下、堀江)が切り込みます。 前回は「フリーエージェントくん」編の話題に終始していましたが、今回は真鍋昌平(以下、真鍋)の取材の仕方を中心に話を伺います。 『闇金ウシジマくん』の企画は、どのように作られたのか 堀江 『闇金ウシジマくん』のストーリーというか企画って、誰が決めているんですか? 真鍋 まずは自分で決めて、そのうえで、そのテーマに詳しいライターを教えてもらいます。さらに、ライターの人やそのテーマに詳しい人から、元ネタになる人を紹介してもらって、もしうまくいったら直接自分で会いに行って取材します。 あとはその取材した人と飲みにいって、友達との関係性などを見させてもらいながら、なんとなく形をつくっていきますね。 堀江 フリーエージェ

    『闇金ウシジマくん』の企画はどのようにして作っている?堀江貴文が聞く!真鍋昌平-堀江貴文対談 Vol.2 | マンガ新聞