人工知能(AI)の最前線を舞台に、一人の天才青年のスケールの大きな成長を描いた近未来SF大作『エクサスケールの少女』(徳間書店)。綿密な取材を重ねて世界を作り上げた著者・さかき漣さんと、「人工知能と経済」をテーマにした著書がある経済学者・井上智洋さんが作品について語り合った。 さかき・れん●作家。立命館大学文学部哲学科哲学専攻卒業。著書に、『コレキヨの恋文』『希臘(ギリシア)から来たソフィア』『顔のない独裁者』などがある(いずれも政治経済評論家とのコラボ作品)。2015年、『顔のない独裁者』が短編アニメ化。本作『エクサスケールの少女』が初の単著となる。 いのうえ・ともひろ●経済学者。駒澤大学経済学部講師。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論。人工知能と経済学の関係を研究する日本の第一人者。AI社会論研究会の代表・共同発起人。著書に『新しいJavaの教科書』、共著に『リーディングス 政