印刷 関連トピックス北朝鮮金正日 北朝鮮へのパソコン不正輸出事件で、外為法違反容疑で再逮捕された中古パソコン販売会社社長で朝鮮籍の李舜奇容疑者(49)の関連先として、警視庁公安部は28日午前、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の在日本朝鮮人科学技術協会(科協)の東京都文京区の本部など数カ所について家宅捜索を始めた。 公安部によると、李容疑者と北朝鮮側がやりとりしたメールに科協の関与をうかがわせる内容があったという。李容疑者は25日、2009年3月に経済産業相の許可を得ずに、ノート型パソコン100台(約135万円相当)を中国・大連経由で北朝鮮に輸出した疑いで再逮捕された。 朝鮮総連側は「(事件と)全く関係のない傘下団体の事務所まで強制捜査したことは、不当な違法捜査そのもので、前代未聞の政治的弾圧」などとするコメントを発表した。