国鉄が民営化されたのはずいぶん前だが、「何故、民営化されなければならなかったのか?」というと、国鉄が共産主義者の温床だったからだ。ちなみに、ここで言う「共産主義者」というのは、日本共産党ばかりではない。左翼は分派闘争が激しかったので、色々いる。ところで、 終戦後大陸でソ連に抑留され(共産思想に洗脳され)た日本兵捕虜のなかに、南満州鉄道((満鉄)の労働者が多数含まれており、彼らが復員してくると日本政府は失業対策の意味もあって次々に国鉄で雇い入れた。このため国鉄の労働組合は極左暴力思想に冒され(上記の渡部の指摘のように)戦後は違法ストを繰り返し扇動する共産圏のスパイや過激派の温床となった。 という面もあったりするわけですね。で、国鉄アガリの政治家というのがおりまして、今はもう引退したんだが、かつては自民党で「首相候補」とまで呼ばれた人です。 2003年9月、突然政界を引退した野中広務氏の回想録