2月16日(ブルームバーグ):格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは15日、UBSとクレディ・スイス、モルガン・スタンレーの格付けを最高3段階引き下げる可能性があることを明らかにした。同社は世界の資本市場で業務を展開している銀行・証券会社の格付けを見直す。 同社によると、ゴールドマン・サックス・グループとドイツ銀行、JPモルガン・チェース、シティグループは2段階格下げの公算がある。 同社は「資本市場で業務展開する企業は資金調達環境の不安定さ増大や、クレジットスプレッドの拡大、規制上の負担増、業務環境の困難さ増加といった課題に直面している」と指摘。「このような問題は信頼性への影響の受けやすさや相互依存性、リスクの不透明さといった固有の脆弱性とともに、こうした企業のより長期的な収益性や成長見通しを低下させている」と説明した。 また、同社によると、バークレイズとBNPパリバ、ク