京都大学の中村和弘准教授らによる研究グループは、心理ストレスを受けた時に体温を上昇させる神経回路を明らかにした。 人間を含む多くの哺乳類は、心理ストレスを受けると体温・脈拍・血圧などが上昇することが知られており、現代社会ではストレスによる高体温など、様々なストレス疾患が増えている。しかし、このようなストレス反応による身体変化についての詳細は明らかになっていなかった。 今回の研究では、人間関係ストレスの動物モデルである社会的敗北ストレスを与えたラットを用いて実験をおこなったところ、視床下部背内側部( ししょうかぶはいないそくぶ)と延髄縫線核(えんずいほうせんかく)という脳内2箇所の神経細胞がストレス反応の発生に機能していることが分かった。 今回明らかになったストレス信号の神経伝達経路は、脳内のストレス信号を交感神経系へ伝え、熱の産生や体温の上昇という生体反応を生み出す基本的な仕組みとなる。実
スタートアップに関わる人々のためのイベント「Design dot BEENOS」が新しくスタートした。筆者は6月27日(金)に開催された初回のイベント「スタートアップにおけるデザイナーの存在意義」に参加した。 「Design dot BEENOS」はBEENOSが主催するイベントだ。アマゾンデータサービスとの共催となっており、コンセントのUXアーキテクトにして書籍「Lean UX」の監訳者でもある坂田一倫氏と共に開催するイベント。 初回には、スタートアップの創業者であり、経営者であり、デザイナーでもあるQiitaの小西智也氏が登壇し、自身の経験を語った。 小西智也氏は、Increments取締役、創業者兼デザイナーとして、これまで「Kobito」「Qiita」「Qiita:Team」の3つのプロダクトの開発に携わってきた。スタートアップは、限られたリソースで、何が当たるかわからない中プロダ
総務省が27日に発表した5月の家計調査で、ちょっとびっくりするような数字が出た。 マスコミ報道では、「1世帯当たりの消費支出(2人以上世帯)は27万1411円で、物価変動を除いた実質で前年同月比8.0%減った。減少幅は4月の4.6%から拡大した」「家計調査の実質消費は、東日本大震災があった2011年3月(8.2%減)以来の落ち込みだった」と書かれている。 ちょっと長めのデータを見てみよう。それには、家計調査にある「消費水準指数」がいい。これは、1世帯当たりの実質消費と似ているが、消費支出から世帯規模(人員)、1か月の日数及び物価水準の変動の影響を取り除いて計算した指数で、家計消費の面から世帯の生活水準をより的確に把握することができるものだ。 5月の消費水準指数の対前年同月比は▲7.8%と、たしかに東日本大震災があった2011年3月の▲8.1%以来の落ち込みなのだが、下図からわかるように、最
情報処理学会は6月30日、「認定情報技術者(CITP:Certified IT Professional)」と呼ぶITエンジニア向けの新しいプロフェッショナル認定制度を開始すると発表した。大手ITベンダー6社が主導しており、情報処理技術者試験など従来の認定制度を補完する制度として位置付けている。 CITP制度が手本としたのは、ソフトウエア技術者認定制度の国際標準「ISO/IEC 24773」だ。ITエンジニアは申請書を提出すると同時に、面接を実施して認定を受ける。申請書の記載項目は「知識」「業務経験」「プロフェッショナル活動」の3分野としている。 具体的に「知識」を証明するのは、情報処理技術者試験の合格証書のコピー。「業務経験」を証明するのは直近5年間の業務経歴書のほか、ITSS(ITスキル標準)のレベル4(数人から十人程度のチームのリーダークラス)の達成度指標とスキル熟達度のチェックシー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く