今、プライマリー・バランスを、ゼロにすることが、求められています。しかし、実際に、国債残高/GDP比率を下げるのは、「ゼロ」では無理で、プライマリー・バランスが黒字になることが必要です。 では、100年間頑張って黒字にしていたイギリスは、債務比がどうなったかを見てみましょう。 債務レベルが高い=貸し手や子孫にとって良かった。政府に貸し付けるだけの財産を持つ彼らは、税を払うより、国に貸して数十年、利子を受け取る方が、利益になった。国債投資に経済的繁栄が委ねられる人々は、もっと儲かった 1815-1914年、インフレ率はゼロで、国債の利率は4-5%だった これは、国債を持っている資産家にとっては、ものすごいことですね。 経済成長率より、ものすごく高かった これは、資産家にはうれしい時代です。 で、1810年から、1910年にかけて、イギリスは、その債務/GDP比を下げたのですが、その間、プライ
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