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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (6)

  • 教養のない実務家が跋扈する時代を終わらせるべき時 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 暴力志向は日人の国民性? 前回、日大アメフト事件に言及するにあたり、これが主として今だに残存する『昭和的価値/意識』に起因する問題であることを指摘しておいた。ここでは、昭和といっても、戦後の高度成長期以降の後期~末期の昭和を想定していた。では、その『昭和的価値/意識』は一過性で、ある時期に特徴的なものなのなのかと言えば、そうではない。少なくとも、先の戦争(太平洋戦争/日中戦争)における帝國陸海軍には、いたるところに同様の類型を見つけることができる。そのあたりの事情は、経営学者の野中郁次郎氏らの共著である『失敗の質―日軍の組織論的研究』*1 や評論家の山七平氏の一連の著作に非常にわかりやすくまとめてあるので、是非ご自分であたってみていただきたいし、私のブログでも何度となく取り上げてきたトピックでもあるから興味があれば読んでみて欲しい。 実のところこれは今では比較的よく知られた論点

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  • 米国の静かな革命が、今後大きな潮流になると考える3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■米国の強力な『複合体』 先週は米国の悲惨ともいえる状況について記事を書いたら、思った以上に大きな反響をいただいた。ただ、『あまりに救いがないのは何とかならないのか』、と言うご意見が結構あって、私自身が多少なりともそう感じていたこともあり、出来るだけ早く何らかのお答えになるような記事を書いておきたいと思っていた。 選挙前に知っておくべき、米国で今起きている恐るべき事実 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る とはいえ、米国の政治の現状は、客観的に見てもかなり厳しい。いわゆる日でいう政官財だけではなく、法曹会から、軍事産業に至るまで、非常に緊密な『複合体』となって組み上がっていて、容易なことでは解体できそうにないように見える。 サブプライムローンのような、詐欺商法といっても過言ではないようなウォール街の悪行が世にあきらかになって、言わば改革の一大チャンスだったはずの『リーマンショッ

    米国の静かな革命が、今後大きな潮流になると考える3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
  • 選挙前に知っておくべき、米国で今起きている恐るべき事実 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■選挙戦スタート 11月21日、衆議院は解散し選挙戦がスタートした(事実上した)。二年ぶりの衆院選挙だ。しなしながら、正直なところまったく沸き立つものを感じない。小選挙区制が機能する前提は、拮抗する二大勢力が存在することなのに、野党は総崩れでその一翼の任を果たすことができない。こうなると、中選挙区制で、自民党の派閥が活発に勢力争いしていた頃のほうが余程政策に係わる議論にリアリティがあったとさえいえる。 ■すっかり忘れられたネット選挙 そんな中、2013年4月の法改正により、日でも一定範囲で認められることとなった『インターネット選挙』については、今では火が消えたように議論の俎上に載ることがなくなった。かつては草の根の政策議論を吸い上げてくれることに一定の期待感もあったはずだし、スマホのような高度なモバイル機器の普及はさらに進み、来インターネットと選挙に関わる質的な議論はもっと深めていく

  • 『静かなる革命』について自分でも考えてみた - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ネットに期待していた 前回のエントリー*1でも書いたような、イノベーティブな個人を潰す傾向のある日企業の組織のことは、ずっと以前から私が意識し続けた問題なのだが、2000年代の半ば位からSNS格的に普及し、インターネットを通じた双方向コミュニケーション、バーチャルコミュニティの形成、インターネットを通じた動員力等を目の当たりにするようになったころから、日企業にいる企業内個人が、社内、社外を問わず、志を同じくする者どうし繋がり、会社に籍を置いたままでも、共同で新しいサービスを立ち上げたり、その力を組織改革に向けたりする可能性が開けてきたことを感じ、期待していた。 ■残念な結果 ネット世論では、この勢いを、社会改革、さらには政治改革につなげて行くことができるとの期待も盛り上がっていた。その可能性を私も全く考えないでもなかったが、しがらみの強い日政治の改革や社会全体の改革には、正直

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    frasca
    frasca 2014/07/04
  • もう『ロボット大国日本』が幻だと思う3つの理由 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■オバマ大統領を迎えるASIMO 18年ぶりの国賓として来日した米国のバラク・オバマ大統領は、日科学未来館を訪問して、 ホンダの二足歩行型ロボットASIMOから歓迎の挨拶を受けたというニュースは、大統領の来日中の微笑ましいエピソードとして繰り返し報道されていた。ASIMOは愛嬌たっぷりに英語で挨拶し、走ったりとんだり、ボールを蹴ってみせた。ASIMOは、ロボット大国日の大使として、従来から欧米をまわり、アメリカディズニーランドでも人気があるという。米国大統領来日ともなれば、お迎えに登場するのも当然ということになるのだろう。 だが、正直なところ私は、このニュースを見て非常に複雑な気持ちが湧き上がるのを禁じ得なかった。もしかすると、何年か後に振り返った時、今回のASIMOのオバマ大統領への応接は、かつて世界にその名を轟かせた『ロボット大国日』の最後の花道、最後の晴れ舞台であったと、時々

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  • 『グロースハッカー』/世界を震撼させる魔法使いたち - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■また新語? 今回は『グロースハッカー』*1という新著のご紹介と、その感想がテーマだが、このテクニカルタームをいきなり出すと、また読者のアレルギー反応を誘発してしまいそうで少々心配だ。だが、これは従来にはなかった役割を表現するためにあてがわれた用語なので、この名称が好きかどうかは別として、やむをえないところもある。いやはや、この業界(ネットサービス業界。もっとも、今やどの業界であっても、というべきか)、新しいものが出現しては過ぎ去って行くスピードが早過ぎる。 ■重要なコンセプト とはいえ、この名称で呼ばれる人たちは、過ぎ去って行くどころか今後もっと増えていくだろうし、役割の重要性はより明確に認知されるようになるだろう。遠からず一種のスタンダードになっていくことは確実だ。そして書で主として取り上げられているマーケティングの領域のみならず、やがてはビジネス全般の構造を変えてしまうほどのインパ

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