県は2019年7~8月にかけて実施したひきこもりに関する調査結果を発表した。40代と50代が全体の半数以上を占め、中年世代のひきこもりが目立つほか、「10年以上」という回答が最も多く4割を超え、ひきこもり期間の長期化の傾向が見られた。【葛西大博】 調査は県内の民生委員3978人の協力を得て、担当地区で把握する「ひきこもり状態」の人の情報を寄せてもらう形で実施。2655人から回答を得た(有効回収率66・7%)。 民生委員が把握するひきこもり状態の人は1174人だった。年代別では40代が最も多く32・6%を占め、次いで50代22・5%、30代19・9%、20代9・5%の順だった。40代と50代を合わせると5割を超えた。