ロンドンで9日から開かれているパラ競泳の世界選手権で、日本の期待の星が世界を驚かせた。18歳の山口尚秀(瀬戸内温泉スイミング)が、第3日の11日に男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で金メダル。しかも1分4秒95は世界新記録で、日本知的障害者水泳連盟の規定で競泳陣では初めて2020年東京パラリンピックの代表に決まった。 レース前、男子100メートル平泳ぎ(知的障害)の決勝で注目を浴びていたのは、4レーンに入った世界記録(1分5秒28)保持者のスコット・クィン(英)だった。16年リオデジャネイロ・パラリンピックで銀メダルを獲得したスコットランド出身の「地元」のヒーローで、名前が紹介されるとひときわ大きい声援が起きた。 しかし、号砲が鳴ると隣の5レーンの「山口ショー」と化した。身長187センチの体格を生かし、力強いストロークでスタートから先行。「トビウオみたいに、自分が波みたいに泳ぐのが気持ち
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