執筆依頼を送ると「一人じゃ書けないけど、知り合いにも一緒に書いてもらったらできるかも」という返事を頂く事があります。要するに「単著」ではなく、「共著」という事です。しかし共著は単著に比べてデメリットが多く、完成に至らないまま中止・自然消滅に至ることがかなり多く、基本的にはお断りしています。 もちろん世の中には執筆者それぞれの、当人にしか知り得ない専門性を活かした、論文を集めた本もあります。良い論文でも短いと、複数集めて本にする以外にないという事もあります。しかしこの様な論文集も完成に至るまでには、編者や編集者が多大な苦労を強いられている事はあまり知られていません。 そこで今回はなぜ共著が単著より難しく、デメリットが多いのかを説明したいと思います。安易な気持ちで共著にはしない方が良いと思いますが、もしどうしてもそうなってしまった場合、以下に述べる点を前もって気に留めて頂ければ幸いです。 ・当
デジタル編集の哲学 ▼MLA(Modern Language Association)が刊行した、学術書(人文学=哲学、文学、歴史学など)のアーカイヴ、電子書籍(版)の編集ガイドラインに関する実践的・理論的問題を扱う24本の論文を収録。 ▼電子テキスト編集の作業チェックリストや、テクニカルタームについての詳細な解説(用語解説)、参考文献も紹介しており、電子編集に関するあらゆる情報を提供。 まえがき トマス・タンゼル 序文 第Ⅰ部 典拠資料と方針 デジタルの地平での編集 ディーノ・ブッツェッティ ジェローム・マッギャン 『カンタベリー物語』をはじめとする中世テキスト ピーター・ロビンソン 記録資料の編集 ボブ・ローゼンバーグ 詩とネットワーク――詩を電子編集する―― ニール・フレイスタット スティーヴン・ジョーンズ 戯曲のケーススタディ――『ケンブリッジ版ベン・ジョンソン作品集』― …… 【
[著者抄録] 独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナル・プラットフォームJ-STAGEでは,電子ジャーナル編集・発行の国際的基準や慣行に合致すべく推奨基準の策定に取り組んできた。本推奨基準は,記事データの訂正・修正等について,記事のさまざまな版について,巻・号・ページ・発行年について,和文誌・和英混載誌の誌名英文字表記について,引用文献の書き方について,の各項目からなっている。この推奨基準の目的と概要について述べた。 [著者付与キーワード] 電子ジャーナル, J-STAGE, 推奨基準, SIST, 訂正記事, 撤回告知記事, 記事の版, 発行年, ページ, 雑誌名, 引用文献
数学通信, 第 4 巻第 1 号, 1999 年 5 月, pp.95–112. 数学の常識・非常識—由緒正しい TEX 入力法 小田忠雄 序 数学を印刷する際には, 長年にわたって培われてきた様々の合理的な慣習がある. これまで, 数学者は黒板やレポート等に手書きしたりタイプライターを使用するだけで, 印刷時の指定は 専門家 (copy editor) に任せていたので, これらの慣習に無関心でもあまり差し支えなかった. しかし, TEX を使用して作成したファイルを直接印刷に利用することも多くなってきた現在で は, 伝統に従って由緒正しく TEX 入力する必要がある. 最近, 権威ある出版社から出版される 数学書であっても, 慣習に無知な著者による TEX ファイルを, 印刷の専門家がチェックせずそ のまま印刷に使用したと思われるものが多くなっていて嘆かわしい限りである. 特に多い間
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