第6話 男はつらいよ 純情篇 (0:01:30)−第2話冒頭部分と同じ名乗り− わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。 (0:07:00) 行こか戻ろか思案橋ってなぁ。 (0:28:50) 労働者諸君、稼ぐに追いつく貧乏なし、か?結構、結構、結構毛だらけ猫灰だらけ、尻(しり)の周りはクソだらけ、か。 (0:30:43) 夏になったら啼きながら、必ず帰ってくるあの燕(ツバクロ)さえも、何かを境にパッタリ姿を見せなくなることも、あるんだぜ。 (0:45:08)−瀬戸物の売−(録音に協力していた) 結構毛だらけ猫灰だらけ、尻(しり)の周りはクソだらけってねぇ。タコはイボイボ、ニワトリゃハタチ、イモ虫ゃ十九で嫁に行くときた。 黒い黒いは何見て分かる。色が黒くて貰い手なけりゃ、山のカラスは後家ばかり。ねぇ。色