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アカデミー賞6部門を制覇したミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(LA・LA・LAND)ご覧になりましたか?ストーリーもさることながら、主人公ミア・ドーランの愛車がトヨタの「プリウス」だったことが妙に頭に残っていませんでしょうか。 少し前まで、ハリウッドの富裕層の間で「プリウス」に乗ることがイケていて、お洒落であるとされていたことをやや皮肉めいて劇中では描いています。 モータリゼーションの雄であるアメリカにおいて、環境に配慮したハイブリットカー(HV)が飛ぶように売れる時代になったのですから、変われば変わるものです。 ガソリンを大量消費し排気ガスをばらまくかつてのアメ車のイメージは、もうかの国にはありません。それどころか、ヨーロッパの国々では相次いで、ガソリンエンジン車の販売を禁止し、電気自動車(EV)化を進めようとしています。 ・ノルウェー、オランダ…2025年までにエンジン車の販売を禁止
もじもじトーク[68]もじ活「まちに出よう、もじを探そう」 ── 関口浩之 ── 投稿:2017年08月24日 著者:関口浩之 こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。 今年の夏は雨の日が続き、このまま秋になってくれるといいなぁと思ってましたが、蒸し暑い夏が戻ってきました。 みなさんは夏休みとりましたか? 僕の8月は、例年以上に多忙な毎日で、休みがとれる状況ではなかったです。そして、10月前半まで、毎週末、イベントが続くので、もう少しお仕事がんばります。 10月後半には、数日お休みとって、星空がきれいな長野県あたりでのんびりしたいなぁと思ってます。そして、美味しいものを食べてまったりしたい! そんな旅が実現できたら、最高のご褒美になるんだろうけどな…… ここ数年、出張を年に何十回もしているので、自分としては旅行している気分なんですが、うちの嫁さんいわく、「ここ数年、一緒に旅行してないん
山梨県甲州市塩山で出土した10世紀半ばの土器に和歌が刻まれていた。この和歌が何のために詠まれたかという問題について、報道によって説明が異なっていた。これは、山梨県立博物館館長の発言をまとめる際に、一部しか着目しなかったことが原因であると思われる。 10世紀半ばの和歌の出土 山梨県甲州市塩山にて10世紀半ばの平仮名の和歌が刻まれた土器が出土したことを同市の教育委員会が2017年8月25日に発表した。この土器には、「われにより おもひく●らむ しけいとの あはすや■なは ふくるはかりそ」(●は「る」か「ゝ」、■は欠損)と書いてあったそうだ [1] 。適当に漢字にすると、次のようになるだろうか。 絓糸(しけいと)は、織物の横糸として使われる粗末な絹糸のこと。これに縁語として「よる」(撚る)や「くゝる」(括る)や「あふ」(合う)を組み合わせつつ、「あふ」を「会う」の意味に掛けている。そして、下の句
明治のワグネリアン 姉崎嘲風 近代日本の音楽移転 浄瑠璃の家元が洋楽を学ぶ 日本人にとっての西洋音楽 西洋人の耳に響いた邦楽 開拓者伊沢修二 「国策」という考え方 音楽の効用、「国楽」 洋楽流入ルート 「お雇い」外国人ディトリヒ 明治のワーグナー・ブーム 近代日本の音楽移転 (中公叢書) 作者:竹中 亨発売日: 2016/04/19メディア: 単行本 明治のワグネリアン 時期はだいたい明治30年代の半ばあたりである。ワーグナーの魅力の虜になり、楽劇に熱狂した人々が俄然、多数現れた。彼らは熱に浮かされるように、この新しい総合芸術の崇高さを語ったのである。その広がりと熱度は、中村洪介は「ヴァーグネリアン・ペスト(略)が猖獗を極めた」と評するくらいである。 今、中村にしたがって、このペストに罹った文人の名を挙げてみるなら、島崎藤村、上田敏、永井荷風、石川啄木、北原白秋、高山樗牛、島村抱月などとな
〇内田隆三『乱歩と正史:人はなぜ死の夢を見るのか』(講談社選書メチエ) 講談社 2017.7 江戸川乱歩(1894-1965)と横溝正史(1902-1981)という二人の作家を軸にして、日本における本格探偵小説の創造の過程を明らかにする。この創造の過程は、第一次世界大戦後の乱歩による創作探偵小説の試みのあと、戦争の試練を経て、第二次大戦後の正史の試みに引き継がれる、というのが本書の冒頭に示される見取り図である。 分量的には乱歩に関する記述のほうが多い。著者は、どちらかといえば乱歩のほうが好きなんだな、ということはなんとなく感じた。著者は乱歩の数多い作品群を(1)「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」などの純探偵小説(本格物)、(2)「魔術師」「吸血鬼」などの猟奇的な冒険譚、(3)「怪人二十面相」「少年探偵団」シリーズなどの少年物、に分類している。乱歩の作家活動は、ほぼこの順番に展開する。1920年
2017-08-30 【TJ調査隊】妙高市にモンゴルのゲル? 不思議な室内に潜入 ニュース 調査隊 妙高市在住の匿名希望さんから、次のような情報が寄せられた。 私は妙高市在住の者です。国道292号線・栗原地内を車で走行中に、民家の敷地内にモンゴルのゲル(移動式住宅)が建っているのを見掛けました。どういう理由で建っているのか、中はどうなっているのかすごく気になるので、ぜひ取材お願いします。(妙高市・匿名希望さん) 本物のゲルだった! 半信半疑で、さっそく現地に向かった。車を走らせていると、白いテントのようなものを発見。「これか!」。想像していたものより随分大きい。入り口の扉が開いていて、話し声が聞こえたので声をかけた。 モンゴルの移動式住居「ゲル」を発見! 中にいたのは隣にある農機具買い取り・販売業「安騰(あんとう)商事」の社長、呼格吉勒(フグ・ジレ)さん(39)と妻のウランさん(39)。「
『軌跡』というアルバムに対峙して考えさせられたこと。それは、DJ KRUSHの音楽がダンス・ミュージックではない可能性、より正確に言うなら、ダンス・ミュージックでない可能性に潜んでいる、もっと別の可能性についてだった。 iOS用の「hibiku」というアプリがある。文字通り、現実の音に「響き」を加えるアプリで、仕組みはシンプルだ。イヤフォンを装着してこのアプリを立ち上げると、イヤフォン付属のマイクを通した現実の身の回りの環境音に、残響音が付加されてイヤフォンに帰ってくる。この残響音により、ユーザは大聖堂や、洞窟にいるかのような聴覚体験をする。例えば電車の中でこのアプリを立ち上げれば、走行音や周囲の話し声、車内アナウンスなどが、全て遥か遠くから響いてくる。いわば、残響音が加えられることで自身が映画の登場人物になったかのように演出され、世界の捉え方が完全に一変する。異化効果を司るアプリ。 そし
「誰もが差別撤廃と難民について語る。だが、クィア・ピープルこそが最大の難民集団なのだ。」 ―ヴィーランド・シュペック、ベルリン国際映画祭パノラマ部門ディレクター (2016.03) 「何故いまだにベルリン国際映画祭テディ・アワードのようなLGBTQ映画賞が重要なのか(英語)」と題された昨年のインタヴュー記事のなかで、このテディ・アワード(1987年創設。クィア ≒ LGBT 映画における世界示準のひとつ。毎年ベルリン国際映画祭全上映作の中から選出される)の共同設立者であるヴィーランド・シュペックは当時の「難民パニック」の最中に上記のように答えている。記事のタイトルからも窺えるように、近年「LGBT映画・映画祭・映画賞という枠組みはその役割を終えつつあるのではないか」といった意見を耳にするようにもなってきたが、ヴィーランドの発言はそうした一部の流れに対する牽制でもある。 先ごろ全4巻で完結し
通常文字(22px未満)は、4.5 以上でAA、 7 以上でAAAです。 巨大文字(22px以上)は、3 以上でAA、 4.5 以上でAAAです。 太文字(14px以上)は、3 以上でAA、 4.5 以上でAAAです。 Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0とは、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための一定の基準を設けたガイドラインで、従うことで人々にとって利用しやすいウェブサイトとなります。達成レベルとして、AA(達成)、AAA(高いレベルで達成)があります。その中で、色のコントラスト比は次のように定められています。 文字の種類AAAAA通常文字 (22px未満)
五木 はじめまして。今日は私の方が色々とお伺いする側です。私は一人の小説家ですが、中島さんは学問の世界で仕事をされている。立場は違いますが、忌憚のないお話をできればと思います。 中島 こちらこそ、よろしくお願いいたします。 五木 さっそくですが、中島さんが8月に刊行される『親鸞と日本主義』(新潮選書)。これは明治以来の大きなテーマですね。「考える人」での連載中から、ひょっとすると本願寺をはじめ親鸞を祖師として戴く浄土真宗の関係者は驚天動地の騒ぎになるのでは、と思いましたが、意外なほど周囲の反応が聴こえてこなかった。そこが私にとっては疑問であり、不満でもありました。 中島 連載中から読んでくださったとは、ありがとうございます。開始が2010年でしたから、本になるまで7年もかかってしまいました。 五木 中島さんの一つのライフワークですね。最近出された島薗進さんとの対談『愛国と信仰の構造』でも、
Online ISSN : 1883-5945 Print ISSN : 1343-9251 ISSN-L : 1343-9251
――土地に伝わる怪談をお年寄りから聞かされて育つ。お化け好きになるには最高の環境ですね。 荒俣: 昔は夕涼みになると縁台を出してきてね、近所のじいさんたちが集まっていろんな話をするわけです。で、ネタが尽きてくると決まって怪談になる。他愛もない話が多くて、聞き飽きているんだけど、聞いている間はやっぱり面白かったですね。天井からでっかい足が降りてくる「足洗邸」の話なんて、「そういう家に住みたいな」と子供心に思ってました(笑)。わたしだけじゃなく、当時の子はそうでしたよ。夏休みにはよく肝試しをしていたし、遊園地の幽霊屋敷なんか大好きでしたね。ある意味では、怪談が生活に根付いていたともいえるんじゃないでしょうか。 ――「日本のお化けとまっとうにお付き合いするには、ホラーを観るという感覚だけではいけないのだ」。そう「まえがき」にあって目から鱗でした。“お化けイコール怖いもの”という先入観を持っている
たいへんお待たせしました。いよいよ発売間近となった酒井駒子さんの画文集『森のノート』。詩人の蜂飼耳さんにその魅力についてお書きいただいた書評をPR誌『ちくま』8月号より転載します。 酒井駒子が描く子どもたちの絵には、いつも〈動き〉がひそんでいるように見える。子どもたちは、たとえば、スプーンを持ち上げてその先からしたたるものに見入ったり、なわとびで遊んでいたり、小鳥をかまったり、コップの水を飲んだりしている。あるいは、ふと腕を曲げたり、視線より少し上にある木馬を見つめたりしている。 絵として切り取られるのは、そうした一瞬なのだ。だから、といえばいいか、それなのに、というほうがふさわしいか、少し迷う。けれど、いずれにせよ、切り取られたこの一瞬の、直後にはどうなるのか、なにが起きるのだろうと、そんな想像へぐっと引っぱる強烈な力がそこにはある。〈次の動き〉を宿していながら、しかも画面には独特の落ち
【多羅葉】葉書のもとになった、文字が書ける不思議な葉っぱ 通信技術の発達で、人と連絡を取る際に葉書(はがき)を用いることは随分と少なくなった。 知人とのやりとりはケータイなどのデジタル機器が主体となり、62円もかけてしかも届くまでに時間のかかる葉書を選ぶことはほとんどない。(年賀はがきは52円) 機会があるとすれば年賀状や、結婚式などの出欠確認のためにというような改まった内容を記す場合か、もしくは絵手紙のように、あえて葉書を使用するといったものくらいではないだろうか。 次第にその活躍の場が縮小している葉書であるが、この葉書というものが考え出された背景にはちょっと面白い経緯がある。 そこで今回は知られざる葉書の出生の秘密と、葉書と仏教との意外な関係についてご紹介したい。 葉書はどうやって生まれたのか 葉書を考案したのは、郵便制度の生みの親である前島密(まえじま・ひそか)である。明治期のことだ
上の写真は『Switched-On Boxed Set』です。ナンで『スウィッチト・オン・バッハ』のLPジャケじゃないのか?と首をひねってらっしゃるのでしたらご免なさい、謎解きの気分で本文をお読み頂ければ幸いです。(文責:宮崎 道) 電子音楽がインヴェンションを奏でた時… 私が生まれた1960年代末に発表され、全米クラシックレコードチャート1位を独走、クラシックとしては異例のミリオン・セラーになり、グラミー賞まで獲得した“シンセサイザー・レコード”の古典です。父・宮崎尚志のNHK時代の仲間だった冨田勲さんをはじめ、これを聞いて人生変わってしまった人たちの何と多いことか! かくいう私も中学1年の時、これで人生変わりました。大嫌いだったシンセサイザーが一転、大好きになり、大嫌いだったピアノを再び弾き始め、遂には絶対になろうとなんて思わなかった音楽家になるなどと考えるようになった、そのきっかけに
2017.07.23 概要: 江戸時代後期、その識字率の高さに支えられ、日本の出版は隆盛を極めていた。そして明治20年頃になると「木版和装本」が「活版洋装本」へ切り替わる。ところが出版を熟知した江戸の出版人は消え去り、洋装本の出版人へと大半が入れ替わってしまう。なぜ単なる手法の変革が、継承ではなく人の入れ替えになったのか。大きな変革期を迎えている現代の出版人にも同じ事が起きないだろうか。「その時何が起きたのか」をお話しいただき、そこからデジタル時代の我々へのメッセージを導き出したいと思います。 【配布資料】 講師プロフィール: 橋口侯之介(はしぐち こうのすけ) 上智大学文学部史学科卒業。出版社勤務を経て、74年に岳父が昭和初期に開いた和本・文科系学術書の専門店である神田の誠心堂書店に入店、84年から店主となる。東京古典会会員。主な著作に、『和本入門』(平凡社ライブラリー、2011年)、『
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