〇神奈川県立金沢文庫 特別展『顕われた神々-中世の霊場と唱導-』(2018年月11月16日~2019年1月14日) 予想以上にあやしくて(褒めてる)すごい展覧会だった。国宝・称名寺聖教に含まれる唱導資料(儀礼や説教の台本)と関連する美術作品によって、伊勢神宮や春日大社、八幡宮など様々な神々のすがたをを紹介する。主催者である金沢文庫の立場からは唱導資料を主としているが、見る者としては、やはり仏画や仏像に関心が向く。 まず1階の展示室に入ったところに3躯の仏像・神像。烏帽子姿で指貫の上で袈裟をまとった銅造の男神像が伊豆山権現立像(伊豆山神社)であるのはすぐ分かった。近年(2016年頃)の保存修理で錆が除去され、面目を一新したそうだ。確かに私が2006年にこの像を見たときの記録には「表情も分からないほどの緑青に覆われ」と書いている。 隣りに素地仕上げの十一面観音像(平安時代、小田原文化財団)。丸
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