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2021年5月5日のブックマーク (17件)

  • 『書き取りシステム1800・1900』フリードリヒ・キットラー 著、大宮勘一郎・石田雄一=訳|インスクリプト刊

    定価:体8,500円+税 2021年5月1日書店発売 A5判上製 840頁 ISBN978-4-900997-88-2 装幀:間村俊一 カバー写真:港千尋 フーコーとラカンを道具立てに描きだす「書くこと」のメディア論的系譜学 ドイツ・メディア学を牽引したF・キットラーの代表作にして、20世紀後半の知に大きな影響を与えた大著。 ファウストの聖書翻訳が切り開く「1800」の、詩・哲学・教育。ニーチェのタイプライター導入に始まる「1900」の、文学・精神分析・メディア技術。二つの「書き取りシステム」の間で、書く行為はいかにその地位を変容させたか、文学言説の回路はいかなる性差のもとに配置されたか。 厖大な文献を博捜して描く革新的なメディアシステム論であり、フーコー『言葉と物』に比肩しうる人文学の記念碑。 * * * 神が控訴院議長シュレーバーのパラノイア的認識に啓示した「書き取りシステム」という

    『書き取りシステム1800・1900』フリードリヒ・キットラー 著、大宮勘一郎・石田雄一=訳|インスクリプト刊
  • ddd 「ニッポンのニッポン ヘルムート シュミット」展ギャラリートーク

  • 【ミルフォード・グレイヴズ追悼】 ひとつの音、一人の人

    text by Shuhei Hosokawa  細川周平 photo ©1977 Toshio Kuwabara 桑原敏郎 ミルフォード・グレイヴズ(1941-2021)の訃報を聞いて、「世界からひとつ音が消えた」という感慨に襲われた。気取った言い方かもしれないが、それだけ強烈な印象を残した音と人だった。人となりとサウンドがこれだけ一体化したアーティストは唯一無二だったと思う。60年代のフリージャズの開拓者の一人として一般には知られるが、最初の10数年を除けば、ジャズ流にはあまり関わらず、フリー・リズムにもとづく即興を究めた打楽器奏者というほうが全容を捉えているだろう。数度の来日公演の記憶から追悼してみたい。 初めて聴いたのは1981年のデレク・ベイリーと田中泯のトリオ(MMD)、表現手段の違う三者が対等に反応し合って、即興の極みに達したようなパフォーマンスに圧倒された。〈踊る〉と〈叩

    【ミルフォード・グレイヴズ追悼】 ひとつの音、一人の人
  • 武蔵野美大の異色の研究者が取り組む「宇宙気候学」とは何か?(リケラボ)

    私たちの住む地球といえば、太陽系の惑星の一つ。太陽があるから、地球には夜と昼が訪れ、日々の天気も変わります。しかし地球の天候に影響を与えるのは太陽だけとは限りません。たとえば宇宙から降り注ぐ高エネルギーの放射線(宇宙線)も、地球の天候に影響を与えているかもしれません。 そんな新しい学問領域『宇宙気候学』に取り組むのが、武蔵野美術大学、通称“ムサビ”の宮原ひろ子教授です。過去に地球に降り注いだ宇宙線の痕跡は、樹木の年輪や南極の氷床に刻み込まれています。さらに宮原教授らのグループは、中国にある石灰岩に注目し、宇宙線の変動を知る画期的な手法開発にも成功。 美術大学では異例ともいえる物理系の研究者に、その独自の研究内容とキャリアパスについてのお話を伺いました。 宇宙は地球環境に影響を与えているのか ——はじめに宇宙気候学の概要について教えてください。 宮原 宇宙気候学という新しい学問領域が提唱され

    武蔵野美大の異色の研究者が取り組む「宇宙気候学」とは何か?(リケラボ)
  • もりちゅ「なんちゃってHOW TO BANJO」バンジョーのメンテナンス編 B002-001~014

    5ストリングスバンジョーのメンテナンス編 弦の張り方やヘッド交換 ネックの調整やら5弦釘の話など 素人の目で見たこと、やったことを とりとめもなく書いてみました。 いつも何気なく弾いているバンジョーが なんかおかしいな?と 思ったことはありませんか。 特に初めてこの楽器を弾いてみる方 調子の悪い楽器は 専門の修理屋さんにお願いしてメンテナンスしてもらうのが いちばん良いと思いますが。 自分でできる簡単なメンテナンスもあります。 構造を理解した上で 自分でできることはやってみたいですよね。 あくまでもバンジョーを壊さない程度に・・・

    もりちゅ「なんちゃってHOW TO BANJO」バンジョーのメンテナンス編 B002-001~014
  • 45年ぶり下りたシャッター サザエさん最後の晴れ姿 赤坂で閉店・老舗書店の解体前に:東京新聞 TOKYO Web

    港区赤坂の老舗書店「金松堂(きんしょうどう)」の店頭で、シャッターに描かれた漫画「サザエさん」の巨大なイラストが45年ぶりにお目見えした。今年3月末に閉店し、建物の解体前に、ずっと上がったままだったシャッターが下ろされて日の目を見ることになった。 (宮隆康) 店主の西家嗣雄さん(63)によると、店は祖父が一九一一(明治四十四)年に創業。赤坂芸者のブロマイド販売店として始まり、書店に変わった。永田町に近い立地から、橋龍太郎元首相も首相官邸からよく訪れていたという。 個人経営の街の書店として営業を続けたが、出版業界の苦境が続き、新型コロナウイルス禍が追い打ちをかけた。赤坂一帯の人出も減り、老朽化もあって閉店を決めた。 シャッターのイラストは五十二年前に完成。しかし故障などで定休日も上がったままになり、赤坂の中心部にもかかわらずイラストが人目に触れる機会はなかった。建物の解体を前にした先月十

    45年ぶり下りたシャッター サザエさん最後の晴れ姿 赤坂で閉店・老舗書店の解体前に:東京新聞 TOKYO Web
  • 小池寿子が紐解く「死」の表現史──巨人の肩車に載って私たちは何を見るのか

    小池寿子が紐解く「死」の表現史──巨人の肩車に載って私たちは何を見るのか新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちと「死」の距離を急速に縮めた。しかし歴史を遡れば、疫病による死が身近にあった時代は幾度も訪れている。とりわけ14世紀のペスト禍は、ヨーロッパの人口の3分の1とも言われる膨大な犠牲者を生んだ。そうしたなかで、人々はどのように「死」を芸術に表現してきたのか? また、その西洋の死生観には、どんな変遷があるのか? 中世美術の研究者で、ペスト後に隆盛した主題「死の舞踏」に関する著作でも知られる國學院大學教授・小池寿子による特別エッセイをお届けする。 文=小池寿子 編集協力=杉原環樹 カタストロフを振り返る 「コロナ」(皆既日時に見える希薄なガスの層、冠やガーランドに由来)という輝かしく美しい名を持ちながら、強烈な破壊力によって人々の命と生活を脅かすウイルスが出現し、共に生きるようになってか

    小池寿子が紐解く「死」の表現史──巨人の肩車に載って私たちは何を見るのか
  • マンドリンとその関連楽器 用語解説

    Paul Sparks著「THE CLASSICAL MANDOLIN」 Appendix:Brief Definition より このセクションでは読者がマンドリンの文献上に出てくる多くの撥弦楽器についてのいくつかの簡単な説明をする。 (最も重要な楽器についてのもっと詳しい情報はこのの他のところにあります) 19世紀末と20世紀初頭は大きな変革と発展の時代でフレット楽器の分野で何百もの製作家が、 それぞれのタイプのマンドリンをつくり出したが、その多くはすっかり消えてしまっている。 このリストは19世紀末と20世紀に最も頻繁に見ることのできる楽器を載せている。 マンドリン製作者はしばしば全く異なった楽器に、以前使われていた名前を当てはめている。 たとえば、リュートやキタローネとして知られる楽器がマンドリンの仲間へ19世紀末に加えられたものは、 同じ名前のよく知られているルネッサンスやバロ

  • SHOW BY BANJO

    Welcome to Hikaru’s Home Page This web is oldest Japanese site of bluegrass music. ShareTweet 15510890 visitors have come to this site since 26th April 1996. Live Schedule of Author 2024/03/03 千坂敦子&フレンズ @ 新宿三丁目呑者家銅鑼 2024/02/22 Yellow Django Revival @ 高円寺 Moon Stomp 2024/02/18 千坂敦子&フレンズ @ 新宿三丁目呑者家銅鑼 2024/02/12 千坂敦子&フレンズ @ 西荻窪 Minton House 2024/01/25 Yellow Django Revival @ 高円寺 Moon Stomp 2024/01/07

    SHOW BY BANJO
  • 「ネコにマタタビ」は蚊を避けるため 謎の行動を遂に解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 「ネコにマタタビ」は蚊を避けるため 謎の行動を遂に解明 2021.01.28 草下健夫 / サイエンスポータル編集部 ネコがマタタビにじゃれつくのは常識だが、どうしてかは誰も知らなかった。この謎の行動に岩手大学や名古屋大学など日英の研究グループが挑み、「蚊を避けるため」という明快かつ意外な結論を導き出した。原因となるマタタビの成分は従来の説とは異なり、蚊の忌避剤として人間に役立つ可能性まで見えてきて、基礎研究の急展開に研究者たちも驚いている。 素朴な疑問から異分野コラボ ネコはマタタビが大好きだ。マタタビは日中国、朝鮮半島などに分布する落葉つる性植物。ネコがこの匂いを嗅ぐと、なめる、かむ、顔や頭を擦りつける、ゴロゴロ転がるなどの「マタタビ反応」を示す。江戸時代の浮世絵や農業書に書かれるなど、日人には古くから馴染みの現象だ。誰かにとっての大好物や効き目が大きいことを

    「ネコにマタタビ」は蚊を避けるため 謎の行動を遂に解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
  • 「なぜ、“ひらく”のか」への考察|鷹野 雅弘

    漢字で書ける語句をひらがなで書くことを「ひらく」、その逆に、ひらがなの語句を漢字で書くことを「とじる」(=ひらかない)、これらを総称して「(漢字の)閉じ開き」といいます。 この「閉じ開き」は、テキストの読みやすさ、伝わりやすさ、さらに、誤読を避ける気づかいなどに直結します。デザイン制作物だけでなく、メールやSNSなど、文字ベースでのコミュニケーションが多く行われている現在では、ビジネススキルのひとつです。 ライティングや文字校正では、よくひらがなを【ひらく】漢字を【閉じる】と表現しますが、僕は小学生の頃両さんに教えてもらいました😎 ちなみに1988年発売の51巻です。 相変わらずこち亀の守備範囲は広すぎる🥺#ブログ書け#ブログ初心者 pic.twitter.com/vZirFnQOCy — おかぺー🙋🏻‍♀️オカンのIT力向上 (@DemoOkan) May 2, 2021 ルー

    「なぜ、“ひらく”のか」への考察|鷹野 雅弘
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2021/05/05
    「文字の表現では、テキスト、フォント、タイポグラフィの3つのレイヤーを切り離せません」この指摘は重要。切り離せないがゆゑに大多数は自明のものとしてレイヤーの存在を認識できない。
  • しむらのいろ - 志村ふくみ、志村洋子公式ホームページ | SHIMURA NO IRO by Fukumi Shimura & Yoko Shimura

    アルスシムラ 夏のワークショップ「わたしが染めて、わたしが織る」2日間と3日間の機織り体験のご案内 2024.05.03 アルスシムラ ワークショップ・イベント

    しむらのいろ - 志村ふくみ、志村洋子公式ホームページ | SHIMURA NO IRO by Fukumi Shimura & Yoko Shimura
  • 新・きものの基

    注染は手作業でありながら多彩な柄、小紋などの微妙なタッチや独特の色合いを出せます。また、ぼかし等の技法を活かすことで立体感を表現することにも優れています。表裏両面から染色するため、表も裏も同じ柄が同じ色合いで出るのも注染の特徴です。さらに注染のもう1つの特色は、多彩な染料、例えば直接染料、ナフトール染料、硫化染料、反応染料、スレン染料など、数種類の染料を一度に使うこともあり、染められた生地の発色は、「ゆらぎや、にじみ」など手仕事の味わい個性、特色ですが、同時にプリントなど染色技術が発達した今日、多少の色ぶれ、にじみを「欠点」と見ることも出来ます。また当然染料により何度も洗濯したときの色の抜け方、褪め方が異なります。これらは注染の長所でもあり短所でもあります。どんなモノでもそうですが、呉服店もお客様もお互いにしっかりとした正確な知識を持つ必要があります。 大阪で発明された注染ですが、その後、

    新・きものの基
  • 志村ふくみから受け継ぐ思想。「アトリエシムラ」代表・志村昌司が伝える「着る物」としてのきもの - Premium Japan

    早春の風の爽やかな匂いと、柔らかな蜜のような花の香りが入り混じる、なだらかな細道を登っていく。左に折れ、さらにか細くなった路地を奥へと進んだところに、まるで花木が枝や幹に萌え立つ色を密かに秘めているように、実にひっそりとアトリエシムラの工房は在る。 場所は、京都・嵯峨。山が近く、空が広い。京都市内中心部からは西へおよそ10kmに位置し、西に小倉山、北に愛宕山麓を望む、風光明媚な景勝地として知られる土地だ。藤原定家が百人一首を撰んだとされる小倉山荘や、嵯峨天皇が離宮として造営した大覚寺、釈迦堂の名で知られる清凉寺、松尾芭蕉の弟子である向井去来の居家だった落柿舎など、この地に残る歴史的旧跡は枚挙にいとまがない。

    志村ふくみから受け継ぐ思想。「アトリエシムラ」代表・志村昌司が伝える「着る物」としてのきもの - Premium Japan
  • 真贋のはざま

    緒言 総論 揺れ動く「真」と「贋」 第1部 複製価値論——ホンモノ/ニセモノの峻別は可能か? 先史考古学における真と偽——石器のコピーをめぐって アンデスにおける模造と捏造——真贋鑑定から物再発見へ レプリカを用いた考古遺物の解析 真贋を科学する 年代物——ほんとうはいつ頃のもの? 第2部 複製制度論——コピーこそがオリジナルである! 写真と謄——天皇の姿と言葉の場合 模造千円札事件——芸術は裁かれうるのか フィラテリーにおける偽造・摸造・変造 第3部 複製美術論——オリジナルは唯一無二ではない! 国芳が模した中国の水滸伝画像 デュシャンにおけるコピーの問題——レディ・メイドを中心に 「レプリカ」を超えて 第4部 複製教育論——コピーにしか果たし得ぬもの 空想美術館——複製メディアにおける芸術作品の受容 カースト・コート形成史——複製美術品の機能と役割 ダイヤモンドのレプリカが生まれる

  • 着物覚書き 「着物あとさき」 青木玉

    図書館で借りて約ひと月。延長返却期限も近づいた今日、やっとこのを読み終えました。 着物あとさき (2006/05/19)青木 玉 こんなに時間がかかったのは、最初のうちは正直、あまり面白いと思えなかったからです。 青木玉は、幸田露伴、幸田文、青木玉、青木奈緒と続く、4代にわたる文筆家一家の3代目。このエッセイには祖父の露伴、母の文の思い出話がちょくちょく出てきます。露伴や文のファンであれば大いに楽しめるのでしょうが、いずれも読んだことのないわたしには、魅力に感じられませんでした。 でもほとんど読み終える頃になって、気付きました。 著者の青木玉は1929年(昭和4年)生まれ。昭和7年生まれのわたしの母とは、ほぼ同世代です。 また著者の母、幸田文は1904年(明治37年)生まれ。明治38年生まれのわたしの祖母と同世代。 そして著者の娘、青木奈緒は1963年(昭和38年)生まれ。わたしと同い年

  • 着物覚書き 「きもの」 幸田文

    きもの (新潮文庫) 幸田 文 (1996/11/29) このに出会えたことだけでも、きものにハマってよかった、そう思えるでした。 このの題名の「きもの」とは、いわゆる「着物」に限らず、洋装も含めた「着るもの」の意味だと思います。でもきっと、きものにハマらなかったら、このに出合うことはなかった。 主人公のるつ子は、衣類の着心地にこだわる子です。気に入らない着心地のものを着せられると、肌に出来物ができ、かんしゃくを起こし、袖を破り捨て、挙句の果てには熱まで出します。 冒頭の描写を読んだとき、これはわたしだ、と思いました。わたしも子どもの頃、衣類の不愉快さを散々、経験してきたからです。肌着の縁に化繊のレースがついていると、縁の形にぐるりと沿って肌が赤く腫れる。ウールが肌に触れると、チクチクとむずがゆくて、気が狂いそう。 ただ主人公と違っていたのは、わたしは熱までは出さなかったことです。