西ドイツのミュンヘンの市民病院に見学に行った時に、内科、外科、皮膚科の他に自然療法科があるのでびっくりしたのですが、そこではヒルに血を吸わせて病気を治す瀉血療法を行っていました。ちなみに、昔は東北の地方でも、農作業で疲れた時に、ヒルに血を吸わせるという民間療法をやっていたそうです。 瀉血療法は、今はC型肝炎の治療に用いられています。日本では札幌医大から始まりましたが、今では様々な大学病院でこの瀉血療法が行われてきています。これは患者さんの費用負担においても、一回二〇〇円くらいしかかかりませんからきわめて重宝な治療法です。 西洋医学的にいうと、瀉血治療は、鉄分が体の中から少なくなることによって、肝臓の炎症反応が抑えられるから肝炎に効果的だと主張します。しかし、東洋医学からいうと瀉血は汚れた血をきれいにしてよくするという考え方ですね。 人間は男性より女性のほうが比較的長生きしますよね。
思惑で買った茶碗を、店に持ち込んできた男の応対を番頭がする。これを高い値で買ってもらいたいと見せてきた茶碗はどう見ても安物。それを五百両か千両か、と言ってくる。そのときの番頭の応対。米朝のはこうである。 「・・・はあ、この茶碗・・・・・・これ・・・・・・これで間違い、おまへんな・・・・・・・・・・・・。えらいせっかくどしたけど、手前どもではちょっと目がとどきかねますので、どうぞ他所さんへご持参を・・・」 こう断る。いかにも京都らしい断りかただ。というか丁寧な商売人らしい断り方ですね。 ところが江戸方だと違う。 「・・・・・・、これ、何です?」 「茶碗じゃねえかよ」 「これをどうなさりたい」 「いや六百両の値打ちがあるものだけど、ちょっと急ぎの金がいるんで、半値の三百両で売りたいと、こう」 「んふ、ふふ、あははは」 「何、笑いやがる」 とここで八五郎は殴る。殴るのはどうかとおもうけど、
大げさでもなんでもなく、それこそ「あっ」という間です。 筋肉は、三〇歳くらいから減りはじめ、七〇歳で約三分の二になります。ところが、大腿部、お尻、背中の筋肉はとくに減少が著しく、七〇歳で、なんと半分になってしまいます。つまり、年に約一パーセントという速度で減っていくことになります。それでも、五年十年が経過して、はじめて、「ああ落ちたな」と感じるくらいのゆっくりした速度かもしれません。 普通に生活していればこの程度なのですが、健康な人に寝たきりの生活をしてもらうと、実に驚くような結果が出ます。 食事も寝たまま、排せつも寝たまま。すると、わずか一日で〇・五パーセントも筋肉が細くなるのです。二日なら一パーセントも細くなります。たった二日で一年分の筋肉が減ってしまうのです。(中略) なぜ、このようなことになるかというと、人間の体はなかなかうまくできていて、筋肉を使わないのなら、筋肉を減らす
本田さんはスープが飛び散るのも頓着せず、大きなカフスボタンを付けたワイシャツの袖やネクタイに撒き散らして、大きなシミをつくる。そんなんことは日常茶飯事らしく、全く意に介さない。 若造の私にも、何度か面会を重ねるうちに、殴り掛かるような剣幕で真剣に怒るようになった。未だに忘れられない言葉があって、私にとっては苦い記憶である。 「何も考えてない質問には答えないよ。予め僕の答がわかっているようなことを聞いてどうするんだ」 問いというのは、ある程度は答が想定できることを問うわけだが、問いの中身はともかく、そういう姿勢が気に入らないということだったのだろう。 私が傷ついたのは、半ば答えのわかっていることを聞いてしまうのは、どこかで本田さんに対する「媚び」があったであろうことに気づいたからだ。 鈴木幸一/まだ宵の口 本田宗一郎の存在感『週刊文春2008.5.22』
間違いの世代的傾向 ついやってしまうメールの失敗には世代的な傾向がある。まず新人・若手世代の例をあげてみよう。 ・面識のない相手にいきなりメールを送る ・件名や署名がない ・用件が分からない件名 ・友達口調で書く ・言葉を短く切ってしまう ・絵や絵文字を入れる ・早急に返事を催促する ・長文すぎて意図が伝わらない ・相手の要望を聞き入れなかった言い訳をとうとうと述べる 平野さんは、これについて、「携帯メールを使い慣れている世代は、メールが万能だと思っています」 失敗しない新ルール 1.件名 「3月1日の営業会議」「コピー機見積もりの件」など、相手が内容を特定できる「具体的な言葉」を入れる。効率的で、不要として削除される恐れも低い。 2.送信者名の表記 件名と同じ理由で、英語は避けたほうがよい。 3.書き出しと内容の順番 まず、「佐藤様」など「先方の名前」、それから「あいさつ」「自分の名
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