知識も経験もコネもないのに出版社になった。おまけに、すべての業務をたった一人でこなす私。汗と涙と苦笑いの細腕苦労記。 いつだったか「取次はどうやって本を地方に運んでいるのか」という記事を書いたが、どうにも気になってしょうがない。あれ以来、搬入口などに停まっている大型トラックの社名に、なんとなく目が行ってしまう。ところがそんなことでも役に立つもので、今回の地方行きで、取次で見かけたトラックを高速で発見した。愛知陸運。 実を言うと、「横に『本の何とか』と書いてないか」気にしながら走ったんだが、それはなかった。運送会社というのは思ったよりいろんな荷物を運んでいる(いろんな荷主がいる)のか、そもそも「何を運んでいるか」書いてあるトラックのほうが少ない。常識ですか、そうですか。 となると、愛知陸運以外にも本を運んでいるトラックはいっぱいいるはずで(当たり前)、東京-名古屋間で追い抜いた数え切れないト