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ブックマーク / www.unp.or.jp (42)

  • 宣教と適応 « 名古屋大学出版会

    内 容 異文化と出会った〈普遍〉の使者たち ——。大航海時代から啓蒙時代にかけて、アジアやアメリカに派遣されたイエズス会士らは、現地社会に適応することで布教を試みる。だが、それは今日なお解決しえない難問の蓋を開けることだった。異文化適応を軸にキリスト教の世界宣教の全体像に迫る、待望の著作。 目 次 凡 例 序 章 宣教師の異文化適応を再考する …………… 齋藤 晃 1 近世カトリックの海外宣教 2 宣教師の異文化適応 3 適応の研究 Ⅰ 宗教をめぐる対話 第1章 質的なものと中立的なものの間で …………… ギジェルモ・ウィルデ、金子亜美訳 —— 南米植民地の辺境地域における宣教師の知識と適応 1 質的なものと中立的なもの —— 適応のジレンマ 2 教会制度と適応政策の限界 3 信仰を翻訳する 4 秘跡を置き換える 5 適応の裏面 —— 先住民による流用とミメーシス おわりに 第2章 福

  • イブン・バットゥータと境域への旅 « 名古屋大学出版会

    内 容 中国、インド、北方ユーラシア、アフリカなど、イスラーム世界の海・陸の「境域」情報を伝える『大旅行記』は、まさに記録史料の宝庫と呼ぶにふさわしい。なぜ巡礼を超えて未知なる驚異の領域へと踏み込んでいったのか。その足跡と写を追って世界を旅し、完訳を成し遂げた碩学による新たな到達点。 目 次 凡 例 地 図 はじめに 第Ⅰ部 イブン・バットゥータ研究のために 概 観 第1章 イブン・バットゥータの生涯とその時代 はじめに 1 家系・家族・生い立ち 2 イスラーム世界の境域をめぐる旅 3 旅の目的 4 『大旅行記』成立の事情 5 編纂者のイブン・ジュザイイについて 6 晩年のイブン・バットゥータ 第2章 『大旅行記』の構成と諸写 はじめに 1 構 成 2 現存する『大旅行記』の諸写の分類 3 『大旅行記』の諸写 結びに代えて 第3章 『大旅行記』の研究と真偽性 1 『大旅行記』の研究

  • 胃袋の近代 « 名古屋大学出版会

    目 次 序 章 と人びと —— 見えない歴史の構築 1 と人びとの日常史 2 近代の都市と人口と胃袋 —— 見取り図 3 外で飯う事 —— 知らぬ火の事 4 社会問題は胃の問題 —— 罪と胃袋 第1章 一膳飯屋と都市 —— 胃袋からみる近代日の都市問題 1 十銭玉一つの飯どんぶり 2 舌で書く経済学 —— 石角春之助 3 「天下の台所」の近代台所事情 —— 大阪市の一膳飯屋調査 第2章 堂にみる人びとの関わり —— をめぐる政治と実践 1 都市労働者問題と民営堂 2 胃袋に対する行政の関与 3 市営堂その後 4 「地域」社会事業と実務家のネットワーク 第3章 共同炊事と集団のはじまり —— 工場の誕生と衣住の再編 1 工場の世界 2 共同炊事のはじまり 3 と「地域」社会事業 4 共同炊事による胃袋の連帯 5 胃袋と企業・国家・科学 第4章 胃袋の増大との産

  • モンゴル時代の「知」の東西 « 名古屋大学出版会

    2024年7月20日頃出来予定 ジョン・ダン全詩集[新装版] 湯浅信之 訳 A5判・上製・734頁 税込11,000円/体10,000円 ISBN 978-4-8158-1161-7 Cコード 0098 詳細を見る 2024年7月20日頃出来予定 レオパルディ カンティ[新装版] ジャコモ・レオパルディ 著 脇 功・柱元彦 訳 A5判・上製・628頁 税込9,900円/体9,000円 ISBN 978-4-8158-1162-4 Cコード 0098 詳細を見る 2024年7月20日頃出来予定 ペトラルカ 凱旋[新装版] フランチェスコ・ペトラルカ 著 池田 廉 訳 A5判・上製・344頁 税込6,600円/体6,000円 ISBN 978-4-8158-1163-1 Cコード 0098 詳細を見る 2024年6月11日出来 男同士の絆(第8刷) イヴ・K・セジウィック 著 上原早苗

  • イエズス会士と普遍の帝国 « 名古屋大学出版会

    内 容 カトリック拡大のため東方に渡った宣教師らが、巨大な清朝に見出したものは何か。中国古来の世界像や学術は、キリスト教の教義や勃興する科学と結びつくのか。共通言語から統治体制や歴史編纂まで、新たな帝国像を描き出した18世紀のアミオを軸に、多言語史料から「文明の翻訳」の実相を捉える力作。 目 次 序 章 在華イエズス会士と文明の翻訳 はじめに 1 研究史 2 書の目的 —— 普遍をめぐる問い 3 アミオという人物について 第Ⅰ部 中国文明とカトリック・科学との接続 第1章 適応政策と中国研究の展開 はじめに 1 適応政策の確立 2 「適応」のもとでの西学とヨーロッパ中国学 3 適応政策の動揺 4 18世紀後半における多元的適応 おわりに 第2章 典礼論争後における孔子像の創造 はじめに 1 孔子像の流通と典礼論争からの影響 2 アミオ『孔子伝』と明~清代中国の出版状況との関わり 3 「天

  • 韓国仏像史 « 名古屋大学出版会

    2024年4月1日出来 教育原理を組みなおす(第2刷) 松下晴彦・伊藤彰浩・服部美奈 編 A5判・並製・336頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1045-0 Cコード 3037 詳細を見る 2024年4月1日出来 現代アート入門(第2刷) デイヴィッド・コッティントン 著/松井裕美 訳 四六判・並製・224頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1009-2 Cコード 3070 詳細を見る 2024年4月1日出来 科学技術をよく考える(第6刷) 伊勢田哲治・戸田山和久・調 麻佐志・村上祐子 編 A5判・並製・306頁 税込3,080円/体2,800円 ISBN 978-4-8158-0728-3 Cコード 3040 詳細を見る 2024年1月19日出来 アメリカの人種主義(第2刷) 竹沢泰子 著 A5判・上製・516頁

  • リヴァイアサンと空気ポンプ « 名古屋大学出版会

    著者紹介 スティーヴン・シェイピン (Steven Shapin) 1943年生まれ。エディンバラ大学科学論ユニット、カリフォルニア大学社会学教授を経て、2004年からハーバード大学科学史教授。2014年に科学史の世界でもっとも名誉あるサートンメダルを受賞。科学知識の歴史社会学をリードし続けた科学史家・科学社会学者・科学論者。主著に『科学革命』『真理の社会史』がある。 サイモン・シャッファー (Simon Schaffer) 1955年生まれ。世界の科学史の中心機関、ケンブリッジ大学科学史・科学哲学科の科学史教授。2013年に科学史の世界でもっとも名誉あるサートンメダルを受賞。『実験の用途』『啓蒙期ヨーロッパの科学』『ロバート・フック新研究』『意識する手』等々、著名な科学史家・科学社会学者と組んだ数多くの編著書がある。 目 次 2011年版への序文 26年後に ——『リヴァイアサンと空気ポ

  • 日本書史 « 名古屋大学出版会

    内 容 東アジアの文化の根底をなす書は、「弧島」の舞台でいかなる劇を繰り広げたのか? 書を筆蝕の美学と捉える視点から、古代から明治初年までの代表的作品に定着された精神の軌跡を、その表現に即してひとつひとつ丹念に明らかにし、それを通じて日書史の全体像を提示した、著者のライフワーク。 《推薦のことば》 白川静氏「作品をして語らしめた記念すべき労作」 高階秀爾氏「書の歴史文化史全体と結びつける」 続篇『近代書史』 目 次 序 章 書の見かた 途中乗車し、途中下車した日の書史は何を描き出したか 書から見た日史の時代区分 第Ⅰ部 中国時代 第1章 金印論 —— 日語の形成  「漢委奴国王印」 第2章 弧島中国時代の宛字遺品  張安「江田船山古墳出土鉄刀銘」 第3章 古風とやさしさと  聖徳太子「法華義疏」 第4章 大陸・半島・倭 —— 入り乱れた書風  「宇治橋断碑」 第Ⅱ部 擬似中国時代

  • 近代書史 « 名古屋大学出版会

    内 容 第36回「大佛次郎賞」受賞作 すべては書への助走だった。—— 東アジアの文化の根幹をなす「書」は、近代にいかなる軌跡をたどったのか? 日の近代・現代の書の歴史を、専門書道家だけでなく文学者や画家など知識人の書、生活者の日常書字や印刷文字までも含めて、表現された書の丹念な解読により初めて全体として捉えた、石川九楊の絢爛たるライフワーク。 《推薦のことば》 高階秀爾氏(東京大学名誉教授):「恐るべき書物」 吉増剛造氏(詩人):「来るべき筆蝕」 齋藤希史氏(東京大学教授):「書を読み開く」 前著『日書史』はこちら 特別展「第二楽章 ~ 書だ! 石川九楊展」のお知らせ 目 次 序 章 書の終焉と再生  近代書史論 Ⅰ 前 史 第1章 近代への序曲  良 寛 第2章 「彫り」と「距離」の近代性  大田垣蓮月 第3章 東アジアの雑炊  富岡鉄斎 Ⅱ 近代政治家・企業家の書 第4章 明治初

  • アインシュタインの時計 ポアンカレの地図 « 名古屋大学出版会

    2024年4月1日出来 教育原理を組みなおす(第2刷) 松下晴彦・伊藤彰浩・服部美奈 編 A5判・並製・336頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1045-0 Cコード 3037 詳細を見る 2024年4月1日出来 現代アート入門(第2刷) デイヴィッド・コッティントン 著/松井裕美 訳 四六判・並製・224頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1009-2 Cコード 3070 詳細を見る 2024年4月1日出来 科学技術をよく考える(第6刷) 伊勢田哲治・戸田山和久・調 麻佐志・村上祐子 編 A5判・並製・306頁 税込3,080円/体2,800円 ISBN 978-4-8158-0728-3 Cコード 3040 詳細を見る 2024年1月19日出来 アメリカの人種主義(第2刷) 竹沢泰子 著 A5判・上製・516頁

  • 朝鮮燕行使と朝鮮通信使 « 名古屋大学出版会

    内 容 中国への使節494回、日への使節12回 —— 桁違いの巨大外交ルートが映し出す、しられざる東アジア世界の構造とは。琉球の位置づけや、日朝中知識人の学術交流、洪大容の中国行などを手がかりに、朝貢-冊封体制論をこえて東アジア国際関係の実像を浮び上がらせた、燕行使研究の決定版。 目 次 序 章 朝鮮燕行使とは何か 1 朝鮮燕行使という呼称とその回数 2 朝鮮燕行使団の人員数と朝貢貿易 3 朝鮮燕行使団の編成 4 問題提起 第Ⅰ部 14-19世紀、朝鮮をめぐる東アジアの国際関係と国際構造 第1章 朝鮮の外交原理、「事大」と「交隣」 1 はじめに 2 「交隣」の原義と外交原理としての採用 3 「交隣」原理と通信使の派遣 4 「事大」原理と種族的華夷思想 5 結 語 第2章 明清中国の対朝鮮外交における「礼」と「問罪」 1 はじめに 2 明初洪武期の対高麗外交と朝鮮外交文書の非礼事件 3 「

  • 科学的実在論を擁護する « 名古屋大学出版会

    内 容 科学的知識は信頼できるのか? 科学技術の負の側面は様々に指摘されるが、科学の営み自身は否定しにくい。ではそれはどう正当化されるのか。科学の核心にわだかまる問題を、諸説を見事に整理しつつ知識のあり方を捉え直すことで解決。新たなスタンディングポイントを示す渾身の書。 目 次 序 章 科学的実在論論争とは何か —— 論争の原型 1 科学的実在論論争とは何か 2 科学的実在論論争の起源 第Ⅰ部 論争はいかにして始まったか 第1章 還元主義と消去主義 1 論理実証主義はいかに科学をモデル化したか 2 還元的経験主義とその破綻 3 消去的道具主義の栄光と没落 4 結局、論理実証主義とは何であったのか 第2章 奇跡論法による実在論の復興 1 実在論的転回と奇跡論法 2 奇跡論法のいくつかのバージョン 3 EDRへの批判とそれへの応答 4 科学の成功を安上がりに「説明する」試み 第3章 悲観的帰納

  • イスラームの写本絵画 « 名古屋大学出版会

    内 容 書物の文化とともにさまざまな地域・王朝で花開き、驚くべき美の表現を達成してきたイスラームの写絵画。その多様なる作品世界はどのように読み解くことができるのか。科学書から歴史書・文学書まで、色彩豊かな図版を多数掲載し、イスラーム地域の絵画芸術を基礎から格的に解説した画期的労作。 目 次 はじめに 関連地図 第Ⅰ部 イスラーム絵画の基礎知識 第1章 イスラーム地域における絵画 1 クルアーンと造形芸術 2 発達した絵画の種類 第2章 イスラーム地域における写 1 写とは? 2 写制作のための素材 3 写の制作 4 写の構成 第3章 イスラーム地域の写絵画 —— 書物と略史 1 クルアーン写 2 アラビア語文化圏の挿絵入り写 3 ペルシア語文化圏の挿絵入り写 第Ⅱ部 イスラーム写絵画鑑賞 第1章 画面の構成 —— 写絵画の枠組み 1 「立面図画面」の構図 2 「立

  • 日本語活字印刷史 « 名古屋大学出版会

    内 容 西洋式活版印刷術に内在する論理とのせめぎあいのなか、漢字と仮名による多様な書字活動は、どのように活字化されたのか。技術のみならず文字の性質や書記様式・言語生活等に注目し、嵯峨など古活字版から、宣教師らによる明朝体活字の鋳造を経て、近代日の活字組版まで、グローバルな視野で描きだす力作。 目 次 序 章 活字の論理 —— 日語活字印刷史への視角 1 アコスタの世界認識の方法 2 印刷出版による階層化 3 REDUCIR の論理 4 木版印刷という選択 5 日イエズス会版の位置 6 朝鮮の鋳造活字 —— 活字の東と西 7 書の構成 第Ⅰ部 古活字版のタイポグラフィ —— 活字・組版・異版 導論 漢字仮名交り文の古活字版を論じる理由 第1章 嵯峨『伊勢物語』の活字と組版 1 資料と分析方法 2 仮想組版の試み 3 木活字について 4 慶長13年初刊の異版問題と部分異植字 5 

  • 水洗トイレの産業史 « 名古屋大学出版会

    内 容 日にとって20世紀はトイレ水洗化の世紀でもあった。排泄のための空間から衛生的で快適な空間へ、わたしたちの日常を変えた密やかで偉大なイノベーションを、それに携わった人々の思想や行動とモノづくりの関係のなかで捉え、トイレ工業化の視角からわが国近代化の歴史を浮かび上がらせた快作。 【ALL REVIEWS】序章・あとがき(抜粋) 目 次 序 章 トイレ「水洗化」の意味するもの (1)近代都市の形成と「衛生」の思想 (2)給排水システムのなかの水洗トイレ (3)日人の感性とトイレ 第1章 前 史 —— プラマーの世界から 1 欧米の水洗トイレ産業史 (1)都市の水システムとパイプ (2)先進国イギリス (3)アメリカの都市・建築と衛生・清潔志向 2 日の近代化と水システム (1)近代化と公衆衛生 (2)横浜と近代水道 (3)管材(パイプ)製造の始まり (4)近代下水道と水洗トイレ (

  • 儒教文化圏の秩序と経済 « 名古屋大学出版会

    2024年4月1日出来 教育原理を組みなおす(第2刷) 松下晴彦・伊藤彰浩・服部美奈 編 A5判・並製・336頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1045-0 Cコード 3037 詳細を見る 2024年4月1日出来 現代アート入門(第2刷) デイヴィッド・コッティントン 著/松井裕美 訳 四六判・並製・224頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1009-2 Cコード 3070 詳細を見る 2024年4月1日出来 科学技術をよく考える(第6刷) 伊勢田哲治・戸田山和久・調 麻佐志・村上祐子 編 A5判・並製・306頁 税込3,080円/体2,800円 ISBN 978-4-8158-0728-3 Cコード 3040 詳細を見る 2024年1月19日出来 アメリカの人種主義(第2刷) 竹沢泰子 著 A5判・上製・516頁

  • 無意識という物語 « 名古屋大学出版会

    内 容 重なりあう科学とフィクション ——。フロイト精神分析や「無意識」の受容は、日における「心」の認識をどのように変化させたのか。民俗的な霊魂観と近代的な心身観がせめぎあう転換期を捉え、催眠術の流行や文学における表象をも取り上げつつ、「無意識」が紡ぎ出した物語をあとづける「心」の文化史。 目 次 はじめに 第Ⅰ部 「無意識」の時代 第1章 「霊」から「無意識」へ はじめに 1 「心」の変容 2 「意識」と「精神」 3 対抗運動のなかの「精神」 4 二葉亭から漱石へ 第2章 意識の底には何があるのか —— 催眠術・霊術の言説戦略 はじめに 1 竹内楠三の転向 2 古屋鉄石の流転 3 意識の底には何があるのか 第3章 超感覚の行方 —— 催眠術・千里眼・テレパシー はじめに 1 催眠術とテレパシー 2 超感覚の行方 おわりに 第4章 変容する夢 はじめに 1 夢をめぐる言説空間の再編成 2

  • イスラーム 書物の歴史 « 名古屋大学出版会

    内 容 これを知らずして書物を語るなかれ——。近代以前、東アジアの木版と並んで世界の書物文化の二大山脈を形づくったのはイスラーム世界の写であった。聖典クルアーンから歴史書や科学書まで、また華麗な書や絵画から装丁まで、広大な地域の知と文芸を支えた書物の歴史を、デジタル時代の現在からふりかえる待望の書。 執筆者一覧 (執筆順) 小杉 泰   (はじめに、第Ⅰ部第1章、第Ⅲ部第6章) 清水和裕   (第Ⅰ部第2章・第5章) 竹田敏之   (第Ⅰ部第3章、第Ⅱ部第2章) 小杉麻李亜  (第Ⅰ部第4章、第Ⅲ部第5章) 東長 靖   (第Ⅰ部第6章、第Ⅱ部第6章) 後藤裕加子  (第Ⅱ部第1章・第7章) ヤマンラール水野美奈子  (第Ⅱ部第3章) 山啓二   (第Ⅱ部第4章) 中町信孝   (第Ⅱ部第5章) 小笠原弘幸  (第Ⅱ部第8章) 林 佳世子  (第Ⅱ部第9章、第Ⅲ部第4章) 真下裕之 

  • 山下清と昭和の美術 « 名古屋大学出版会

    内 容 芸術と福祉の交差点へ ——。「特異児童」や「日のゴッホ」など、次々と綽名=イメージを与えられてきた美術家・山下清。その貼絵が大衆に愛され続ける一方、芸術の世界にも福祉の世界にも落ち着く場所のなかった彼の存在を通して、昭和の美術と福祉と文化歴史を新たに問い直す。 目 次 序 章 「日のゴッホ」と「ホンモノのゴッホ」のすれ違い 日で初めてのファン・ゴッホ展と事件になり損なった小さな出来事 もうひとつの「ゴッホ展」と一枚の写真 書の構成 書の特色と先行研究 美術と福祉の交差点、もしくは、Y字路 第1章 山下清誕生、物語の前史としての大正末期~昭和初期 八幡学園入学までの山下清の略史と彼の障がい 修業時代の式場隆三郎~精神科医 —— 評論家としての地位確立の道のり 『白樺』と美術館設立運動 大正末期の不良児童問題と特殊教育 大正末期の障がい者アートへの関心 第2章 「特異児童」

  • 漢文脈の近代 « 名古屋大学出版会

    内 容 19世紀後半から20世紀にかけて、かつてないほど相互に交通しあった日中国 —— そこに生じた「漢文脈」の新たな展開と可能性を、書くことと読むことの場に即して捉え、文学史・小説・翻訳・作文などをめぐる様々な試み・思考・葛藤を通して、近代の再考を促す画期的論考。 目 次 はじめに 第Ⅰ部 〈支那〉と〈日〉 第1章 文学史の近代 —— 和漢から東亜へ 1 〈文学史〉の始まり 2 〈和漢〉と〈支那〉 3 〈日〉の確立 4 〈東亜〉へ 第2章 「支那」再論 1 呼称としての〈支那〉 2 〈和漢〉の解体と〈支那〉 3 梁啓超の〈支那〉 第Ⅱ部 梁啓超と近代文学 第3章 新国民の新小説 —— 近代文学観念形成期の梁啓超 1 通俗のための小説 2 国民のための小説 3 文学雑誌の誕生 4 進化する文学 第4章 「小説叢話」の伝統と近代 1 中外の比較 2 進化の中核 第5章 官話と和文 —