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ブックマーク / www.unp.or.jp (42)

  • ヴェニスのユダヤ人 « 名古屋大学出版会

    内 容 隔離か、共生か ——。差別と寛容の狭間で、豊かな文化を育んだヴェネツィアのユダヤ人たち。16世紀から現代にいたるヨーロッパ・地中海世界の激動の歴史のなかで、金融業や商業、さらには政治・宗教・思想など多様な領域で活躍した「シャイロックたち」と、水の都が織りなす500年の物語。 著者紹介 リッカルド・カリマーニ (Riccardo Calimani) 1946年生まれ。パドヴァ大学、ヴェネツィア大学を卒業後、イタリア国営放送(RAI)勤務を経て、ユダヤ人の歴史に関する多くの書籍を刊行。その功績により、1986年にはイタリア議会から文化賞を贈呈され、1997年にはヨーロッパ文化賞を受賞した。 (所属等は邦訳初版第1刷発行時のものです) 目 次 新版への序文 序 ユダヤ人シャイロック 1 ヴェネツィアへのユダヤ人の到来 2 徴利(ウズラ)・ユダヤ人・キリスト教徒 3 アブラバネル家 ——

  • ユーラシア東方の多極共存時代 « 名古屋大学出版会

    内 容 遊牧王朝と中国王朝、なぜ数百年間も併存できたのか ——。モンゴル帝国による統合以前のユーラシア東方では、複数の国家が並び立っていた。契丹(遼)と北宋の盟約による「澶淵体制」、さらには金(女真)の時代の国際関係に焦点を当て、考古資料も活用しつつ、外交・儀礼・信仰から歴史編纂まで東洋史・中国史像を刷新する。 目 次 序 章 ユーラシア東方の多極共存時代とは何か —— 問題の所在 1 ユーラシア東方史とは何か 2 研究史の概観 —— 多極化時代のユーラシア東方における王朝間関係を中心に 3 書のねらいと構成 第Ⅰ部 10~13世紀のユーラシア東方における王朝間関係 第1章 契丹・北宋間の澶淵体制と国境 はじめに 1 澶淵体制とは何か —— 11世紀ユーラシア東方の国際情勢 2 契丹・宋間の国境の形態 3 越境する人びと —— 国境管理の原則と越境の実態 おわりに 第2章 契丹・北宋間に

  • 科学ジャーナルの成立 « 名古屋大学出版会

    内 容 学術雑誌の歴史から、科学のあり方を問い直す ——。科学ジャーナルはいつ誕生し、いかにしてその地位を確立したのか。科学者はなぜ論文を投稿するようになったのか。19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアを中心に、商業化、オープン化、査読、不正など現代の学術ジャーナルにも通ずる課題の根源を解き明かす。 刊行記念ブックフェア「というわけで、科学史フェア」(丸善名古屋店 6F) 著者紹介 アレックス・シザール (Alex Csiszar) ハーヴァード大学科学史科教授。書が初の単著。現在は,次著 Rank and File: From the Literature Search to Algorithmic Judgment(予定)を鋭意執筆中。 (所属等は邦訳初版第1刷発行時のものです) 目 次 序 章 「ばらばらの事実の破片」 第1章 雑誌とアカデミーの判定 オルデンバーグの計画の

  • 口述筆記する文学 « 名古屋大学出版会

    内 容 谷崎潤一郎をはじめ、口述筆記を行った作家は実は多い。だが、ディスアビリティやケアが絡み合う空間で、筆記者、特に女性の役割は不可視化されてきた。大江健三郎、多和田葉子、桐野夏生らの作品をも取り上げ、書くことの代行に伴う葛藤とジェンダー・ポリティクスを鋭く分析した力作。 目 次 序 章 口述筆記する文学 1 口述筆記とはなにか 2 〈もう一人の書き手〉を問う 3 〈書かれた作品〉から〈書かれつつある現場〉へ 4 書の構成と概要 第Ⅰ部 ディスアビリティをめぐる交渉 —— 口述筆記創作の現場から(1) 第1章 ペンを持てない男性作家 —— 谷崎潤一郎の場合 1 書くことのディスアビリティ 2 谷崎潤一郎と口述筆記 3 口述筆記のジェンダー・ポリティクス 4 リテラシーをめぐる評価と〈書かせる〉こと 5 署名と実像のはざまで 第2章 「書く機械」になること —— 伊吹和子『われよりほかに

  • 中国出版文化史 « 名古屋大学出版会

    内 容 春秋時代の書籍成立から印刷の誕生をへて明末の書物普及までの、二千年にわたる書物の文化史。書物を作る・売る・読む・蔵する等、さまざまな相に光をあてるとともに、知のあり方はもちろん、帝国の政策やイデオロギーとの関係など、政治・社会との相互作用に注目し、全体像を描き出す。 目 次 はじめに 前 編 第1章 書籍の成立 書籍なるもの 著 書 蔵 書 読書の学 第2章 帝国の秩序と書籍 焚書坑儒 燼余の書 書は積もりて丘山のごとし 漢が経書を亡ぼした? 専門の学 『史記』と漢朝 第3章 帝国の黄昏 再建された帝国 蔵書の難 博く学ぶ 需要の高まり 二世紀の書物事情 第4章 自己主張する「文章」 新しい世界の主人公 著述による不朽 盗作、仮託 経史子集 玄儒文史 音楽、書物、酒 第5章 貴族の蔵書とその周辺 書を好む 晋代の蔵書 家々に文史あり 鈔 書 王羲之の大盤ぶるまい 洛陽の紙貴し 斉

  • シェイクスピアはどのようにしてシェイクスピアとなったか « 名古屋大学出版会

    2024年4月1日出来 教育原理を組みなおす(第2刷) 松下晴彦・伊藤彰浩・服部美奈 編 A5判・並製・336頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1045-0 Cコード 3037 詳細を見る 2024年4月1日出来 現代アート入門(第2刷) デイヴィッド・コッティントン 著/松井裕美 訳 四六判・並製・224頁 税込2,970円/体2,700円 ISBN 978-4-8158-1009-2 Cコード 3070 詳細を見る 2024年4月1日出来 科学技術をよく考える(第6刷) 伊勢田哲治・戸田山和久・調 麻佐志・村上祐子 編 A5判・並製・306頁 税込3,080円/体2,800円 ISBN 978-4-8158-0728-3 Cコード 3040 詳細を見る 2024年1月19日出来 アメリカの人種主義(第2刷) 竹沢泰子 著 A5判・上製・516頁

  • 〈驚異〉の文化史 « 名古屋大学出版会

    内 容 アレクサンドロスも遭遇したという怪物から、謎の古代遺跡や女だけの島まで、たえず人々の心を魅了してきた〈驚異〉。旅行記や博物誌が語り、絵画や装飾品に表れるその姿は、人間の飽くなき好奇心について何を教えてくれるのか。〈驚異〉の「黄金時代」であった中世以来の精神史を細やかかつ大胆に描き出す。 目 次 凡 例 序 章 驚異考 …………………… 山中由里子 1 驚異とは? 2 驚異と中世一神教世界 3 先行研究 4 比較研究の可能性と問題点 5 ジャンルの問題 6 驚異の定義 7 歴史的展望 第Ⅰ部 驚異とは何か 第1章 ヨーロッパ中世における驚異 …………………… 池上俊一 はじめに 1 中世知識人にとっての驚異 2 分類・定義の試み 3 キリスト教的驚異について 4 驚異の歴史 おわりに 第2章 イスラームにおける奇跡の理論 …………………… 二宮文子 はじめに 1 イスラームにおける奇

  • 中世日本の王権神話 « 名古屋大学出版会

    内 容 龍や狐、海人や童子、神仏や魔王が躍動し、神器や国土の由来を説く物語たち ——。中世の権力は、自らの「正統」を示す数多の縁起説話によって支えられていた。天皇の即位儀礼から、武家の始祖伝承や幸若舞などの芸能、さらには「中世日紀」の歴史叙述まで、豊かな王権神話の水脈を探る、永年の探究の到達点。 目 次 序 章 中世王権神話テクストの諸位相 1 『旅宿問答』という扉 2 舞のが物語る神話 3 中世王権神話の輪郭 4 即位灌頂研究の展開と課題 5 書の構成 第Ⅰ部 儀礼と王権 —— 即位灌頂と即位法 第1章 宝珠と王権 —— 中世王権と密教儀礼 1 花山院の犯し 2 舎利奉請 3 舎利/宝珠/愛染王 4 花園院の王権 5 即位法とダキニ天 6 後醍醐天皇の違乱 第2章 慈円と王権 —— 中世王権神話をうみだす主体 1 『六道釈』の祈りと王権 2 王を護る僧 3 玉体の夢想者 4 陰陽加

  • 聖者の推参 « 名古屋大学出版会

    内 容 音高く呼ばい〈聖なるもの〉を現し出す声、あるいは〈ヲコなるワザ〉とともに哄笑、反語する笑い。——「遊者」から後白河院、花山院、文覚等にいたるまで、宗教と芸能、王権と物語のあわいに立ち「推参」する者の姿を通して、中世社会を動かす深層のダイナミズムに迫った労作。 目 次 序 章 中世の声 1 乱 声 2 亡国の声 3 声仏事をなす 4 諸行無常の声 5 あ 声 第1章 声の芸能史 1 〈聖なるもの〉の声を聴く 2 神と仏の声 3 冥の声 4 児の若音 5 白拍子の性と老い 6 乱世の声 7 やりこどんど 第2章 声わざ人の系譜 1 和漢文芸中の遊女と傀儡 2 遊女の推参と結縁 3 巫女の歌占に果たされるもの 第3章 推参考 1 遊者の習ひ 2 記録語としての「推参」 3 殿上淵酔の「推参」 4 「押シテ参タル」者の位相 5 中世の物語と芸能における「推参」 6 物語られる芸能としての「

  • モンゴル時代の出版文化 « 名古屋大学出版会

    内 容 これまで「暗黒時代」とされてきたモンゴル時代(元朝)の文化政策と出版活動を、東アジアへの広範な影響も視野にいれ、多領域にわたる一次資料にもとづきながら、書物・言語・挿絵・地図等にそくして再検討、漢文化とイスラームの知識が融合し、かつてない活況を呈した時代の実像を描きだす。 目 次 序 章 「貨郎図」が語るもの 元刊の過小評価 モンゴルの文化政策 古典学の再生 文学と歴史の間 第Ⅰ部 モンゴル時代の「漢語」資料と絵の登場 第1章 『孝経直解』の出版とその時代 1 はじめに 2 大元ウルスの一大記念文化事業 —— 激動の大徳十一年 3 『孝経』の伝播 —— カラ・ホト文書から 4 『孝経直解』の挿絵をめぐって 1)『孝経直解』の挿絵 2)趙孟頫と『孝経図』 3)全相『孝経直解』の後継 5 大元ウルスと全相 1)上図下文形式 2)『列女伝』の出自 3)『図象孝経』と『列女伝図像』

  • 変革する文体 « 名古屋大学出版会

    内 容 新たな文体は新たな社会をつくる ——。小説中心主義を脱し、政論・史論から翻訳・哲学まで、徳富蘇峰を起点にして近代の「文」の歩みを辿りなおし、新興の洋文脈と在来の和文脈・漢文脈の交錯から、それまでにない人間・社会像や討議空間が形づくられる道程をつぶさに描いた意欲作。 目 次 凡 例 序 章 徳富蘇峰という始点 1 精神的開国の始まり 2 文学者としての徳富蘇峰 3 文は道を載るの器なり 4 書の内容 5 表現欲の履歴 第Ⅰ部 精神的開国 第1章 徳富蘇峰の出発 1 はじめに 2 キリスト教、コブデン、ブライト 3 福沢諭吉と徳富蘇峰 4 『将来之日』 5 帝都の大家へ 第2章 徳富蘇峰の思想と文体 1 はじめに 2 平民主義の展開 3 欧文直訳体 4 故郷の発見 5 宮崎湖処子『帰省』 6 山林に自由存す 第3章 徳富蘇峰の人物論 1 はじめに 2 「ジヨン、ブライト」と『人物管

  • 「腹の虫」の研究 « 名古屋大学出版会

    内 容 「虫が知らせる」「虫の居所が悪い」といった表現の根底には、日特有の「虫」観がある。心と身体、想像と現実のはざまに棲み着いた「虫」の多面的な姿を、かつての医学思想、文芸作品、民俗風習などを横断的に読み解くことで明らかにし、日の心身観を浮彫りにしたユニークな研究。 目 次 はじめに 第Ⅰ部 第1章 言葉を発する「虫」 ——「応声虫」という奇病 1 「応声虫」の事例 2 創作文芸に見る「応声虫」 3 医書の「応声虫」論 4 「応声虫」とは何か —— 精神医学的検討 第2章 「虫」の病と「異虫」 1 「虫証」 2 姿を現す「異虫」たち 3 顕微鏡の登場とその波紋 4 顕微鏡による「異虫」の観察 第3章 「諸虫」と「五臓思想」 1 「諸虫」 2 「五臓思想」 3 「離魂病」 4 「五臓」と「虫」 第4章 「虫の居所」 ——「腹の虫」と「胸の虫」 1 「腹の虫」と「胸の虫」 2 「癪」——

  • 客観性 « 名古屋大学出版会

    著者紹介 ロレイン・ダストン(Lorraine Daston) マックス・プランク科学史研究所名誉所長。18世紀の確率論や、初期近代の博物学における驚異などを幅広く研究してきた科学史家。主な著作に、Wonders and the Order of Nature, 1150–1750(共著、1998年)、Against Nature(2019年)などがある。 ピーター・ギャリソン(Peter Galison) ハーヴァード大学教授。実践に注目した科学史研究を牽引し、近年はドキュメンタリー映像の制作にも携わる。主な著作にImage and Logic(1997年)など、邦訳に『アインシュタインの時計 ポアンカレの地図』(名古屋大学出版会、2015年)がある。 (所属等は邦訳書初版第1刷発行時のものです。) 目 次 凡 例 ペーパーバック版前書き 初版前書き プロローグ 客観性の衝撃 第1章 

  • 私にはいなかった祖父母の歴史 « 名古屋大学出版会

    内 容 これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。『歴史は現代文学である』の姉妹編。 【イヴァン・ジャブロンカ 歴史書元老院賞 受賞講演】 書で歴史書元老院賞を受賞したイヴァン・ジャブロンカ。その受賞講演を、著者の許諾を得て、訳者の田所光男先生に翻訳していただきました。以下のリンクからPDFでご覧いただけます。 イヴァン・ジャブロンカ 歴史書元老院賞 受賞講演 【訳者インタビュー・読書案内】 訳者・田所光男先生に、このの特徴や魅力、翻訳しながら意識していたこと、感じたことなどをざっくばらんに語っていただきました。書の

  • ピアノの日本史 « 名古屋大学出版会

    内 容 富裕層の専有物であったピアノが人々に親しまれるようになった由来を、明治~現代の歴史からたどり、その普及を可能にした意外な原動力を示す。斜陽産業化の危機を超えるメカニズムをはじめてとらえ、音楽教室とともに世界へと拡がった日の鍵盤楽器産業の全体像を描ききった意欲作。 【ALL REVIEWS】自著解説 目 次 序 章 ピアノ産業と消費者の創造 —— 構造的制約を超えて 1 ピアノへの憧れと普及の始まり 2 ピアノ産業の構造的制約 3 経済学・経営学からの視点 4 先行研究 5 構成と資料 第1章 西洋楽器の流通構造の形成 —— 三木楽器とヤマハ はじめに 1 音楽教育の進展と楽器流通 2 製造会社による流通統制 おわりに —— 流通系列化と卸商 第2章 卸商オリジナルピアノの成立と製販攻防 —— 三木楽器と河合 はじめに 1 河合小市製造の三木ピアノとその流通 2 戦後の三木ピアノを

  • ルネサンスの数学思想 « 名古屋大学出版会

    内 容 科学革命の前夜、数学や関連する諸学はどのように捉えられていたのか。それらは果たして確実なものなのか。数学の対象や認識・論証の特質、学問全体における位置づけ、教育的意義などをめぐって、当時の思想家たちのテキストを精緻に読み解き、見失われて久しい知の相互連関を問い直す、白眉の学問論。 *書フランス語版は、2019年にアカデミー・フランセーズ・マルセル閣下賞を受賞(ミシェル・セール氏が激賞!)。 【ALL REVIEWS】インタビュー(「東海イズム」2020年4月1日) 目 次 凡 例 序 第1章 背景としてのアリストテレス主義 1 アリストテレス主義的学問論 2 ルネサンスとアリストテレス主義 第2章 ツィマラとアラビア・中世数学論の伝統 1 数学的事物をめぐって 2 数学的論証論とイブン=ルシュドの遺産 第3章 ピッコローミニと数学的事物の理論 1 数学的事物の分析 2 量の不定性

  • 神仏融合の東アジア史 « 名古屋大学出版会

    目 次 序 章 東アジアの神仏融合と日の神仏融合 …………………… 吉田一彦 第1章 多神教としての仏教とその東流 …………………… 曾根正人 —— 東アジア仏教における神仏信仰の基盤 はじめに —— 神仏習合論の現状と問題点 1 研究史におけるインド仏教と東アジア仏教 2 インド仏教の多神教世界 3 インド仏教世界の神々 4 多神教としてのインド仏教の中国流入 おわりに —— 東アジアの神仏関係の解明へ 第Ⅰ部 中国における神仏融合の歴史的諸相 第2章 「神」「仏」理解からみた中国宗教 …………………… 荒見泰史 はじめに 1 言語からみた信仰・宗教上の理解の差異 ——「天」、「神」、「仏」を中心に 2 中国における「天」、「神」、「仏」の位置関係 おわりに 第3章 敦煌における儒教と仏教 …………………… 髙井 龍 はじめに 1 敦煌における儒教社会 2 伯三八〇八「長興四年中興殿応

  • 近代日本の科学論 « 名古屋大学出版会

    内 容 科学の営みや社会との関係をめぐる言説は、維新から対米戦までの歴史の流れに呼応し、劇的に変転した。書は、文明開化、教養主義の時代を経て、科学を標榜し革命を起こしたマルクス主義の衝撃と、それを契機に誕生した日主義的科学論をふくむ多様な議論の展開を、初めて一望する。 【ALL REVIEWS】あとがき(抜粋) 目 次 序 章 1 書が扱う対象と時期 2 科学史・科学論との関連 3 これまでの科学論史 4 書の構成 5 明治維新の前に築かれていたもの —— 自然と道徳 第Ⅰ部 科学と出会った明治の日 —— 科学論の黎明 第1章 「科学」の語が意味したもの 1 日における科学の語の誕生とその意味の変遷 2 精神科学・自然科学 3 科学的社会主義 第2章 天皇の国の科学と科学論 —— 明治期の諸相 1 国体と科学、宗教と科学 2 3人の物理学者 3 木村駿吉の『科学之原理』と『物理

  • 統計学を哲学する « 名古屋大学出版会

    内 容 統計学は実験や臨床試験、社会調査だけでなく、ビッグデータ分析AI開発でも不可欠である。ではなぜ統計は科学的な根拠になるのか? 帰納推論や因果推論の背後に存在する枠組みを浮き彫りにし、科学的認識論としてデータサイエンスを捉え直す。科学と哲学を架橋する待望の書。 【ALL REVIEWS】序章(抜粋) 目 次 序 章 統計学を哲学する? 1 書のねらい 2 書の構成 第1章 現代統計学のパラダイム 1 記述統計 1-1 統計量 1-2 「思考の経済」としての記述統計 1-3 経験主義、実証主義と帰納の問題 2 推測統計 2-1 確率モデル 2-2 確率変数と確率分布 2-3 統計モデル 2-4 推測統計の世界観と「確率種」 第2章 ベイズ統計 1 ベイズ統計の意味論 2 ベイズ推定 2-1 仮説の確証と反証 2-2 パラメータ推定 2-3 予測 3 ベイズ統計の哲学的側面 3-1

  • 専門知を再考する « 名古屋大学出版会

    著訳者紹介 (所属等は初版第1刷発行時のものです。) 【著 者】 ハリー・コリンズ (Harry Collins) 英国ウェールズのカーディフ大学教授。30年以上にわたって重力波物理学の社会学的研究に取り組み続ける「科学的知識の社会学」の泰斗であり、1974年のデビュー論文以降、様々な領域の著者たちとの共同研究を重ねながら、科学的知識の真相を求めて膨大な数の論文と著書を世に問い続けている。日でも、科学技術論の事例紹介がなされたトレヴァー・ピンチとの共著、いわゆる「ゴーレムシリーズ」をはじめ3冊が邦訳されている(福岡伸一訳『七つの科学事件ファイル —— 科学論争の顛末』化学同人、1997年、村上陽一郎・平川秀幸訳『迷路のなかのテクノロジー』化学同人、2001年、鈴木俊洋訳『我々みんなが科学の専門家なのか?』法政大学出版局、2017年)。 ロバート・エヴァンズ (Robert Evans)