9900万年前の琥珀に閉じ込められたホタルは中生代の未知の種であることが分かった/Courtesy Professor Chenyang Cai (CNN) 2016年にミャンマー北部で9900万年前の琥珀(こはく)に閉じ込められた状態で見つかったホタルについて、中生代後期の夜空を照らしていた未知の種であることが分かった。中生代のホタルで存在が確認されたのは2種目。 15年に記録された1種目の中生代のホタルを分析した22年7月の研究によると、科学者の間では、ホタルが飛行中に発光する能力を発達させたのは少なくとも1億年前と推定されている。ただ、ホタルの体は比較的軟らかく、化石内の保存状態がよくないことから、当時のホタルの死骸を入手するのは難しい。このため、飛行中に生物発光する能力が進化した時点をピンポイントで特定するのは困難だという。 このほど確認された2種目は「フラマリオネラ・ヘハイクニ」