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ブックマーク / bluediary2.jugem.jp (229)

  • 平塚市美術館「大正・昭和のモダニスト 蕗谷虹児展」 | 青い日記帳 

    この秋、平塚市美術館にて「大正・昭和のモダニスト 蕗谷虹児展」が開催されます。 蕗谷虹児「秋の声(『少女倶楽部』第3巻第10号口絵原画)」1925年 蕗谷虹児記念館蔵 蕗谷虹児(ふきやこうじ 1898-1979)は大正時代から昭和時代にかけて少女雑誌の表紙絵や挿絵にモダンな女性像を発表して人気を博した画家です。 1913年に日画家を目指して故郷・新潟から上京した蕗谷。ほどなくして竹久夢二の紹介で少女雑誌の挿絵を描くようになると、またたく間に時代の寵児となりました。 蕗谷虹児「睡蓮の夢(『睡蓮の夢』原画)」1924年 蕗谷虹児記念館蔵 1925年には格的に絵を学ぶためにパリに留学し、サロン入選や個展の開催により、画家として活動していくことに自信を深めます。 しかし、1929年に生活のために志半ばで帰国。その後は再び少女雑誌の仕事を手がけ、1930年代にかけてモダンな女性像により人気の絶頂

  • 「歌と物語の絵」 | 青い日記帳 

    泉屋博古館東京で開催中の 企画展「歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」へ行って来ました。 https://sen-oku.or.jp/tokyo/ 住友コレクションから桃山・江戸時代前期の「やまと絵」を一挙公開する展覧会。 3章構成の展覧会の大半を和歌と物語が占めています。「竹取物語」「伊勢物語」「源氏物語」など学生時代に古典や歴史で習った物語を絵画化した作品はいつどこで観ても心に沁みるものがあります。 「源氏物語図屏風」(左隻)江戸・17世紀 泉屋博古館 描いた絵師は誰なのかとか、技法はどうだとか考えることなく作品と向かい合い、物語世界に没入できるのが「歌と物語の絵」展の一番の魅力でしょう。 現代に読み継がれる和歌や古典文学を素材とした絵巻や屏風の前で足を止めしばし作品と会話することで、物語と絵画との関係性も自然と理解できるものです。 「歌と物語の絵」展示風景 展覧会の構成は以下の通

  • 「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」 | 青い日記帳 

    千葉市美術館で開催中の 「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」へ行って来ました。 日美術、とりわけ江戸絵画の展覧会へ行くと「摘水軒」の名を所蔵先として必ずと言っていいほど目にします。 ここ数か月でも府中市美術館、大倉集古館、東京藝術大学大学美術館での展覧会で、摘水軒所蔵の作品を拝見しました。 千葉市美術館にはこちらの重文作品を寄託していることでもよく知られている摘水軒。 岩佐又兵衛「弄玉仙図」(重要文化財)元和期(1615-24)頃 摘水軒記念文化振興財団 江戸絵画の個人コレクションでは右に出るものは存在しない摘水軒所蔵の優品から珍品まで100点を超える作品を一挙に公開する日美術ファン待望の展覧会です。 公益財団法人 摘水軒記念文化振興財団 http://www.tekisuiken.or.jp/ 摘水軒のコレクションは「肉筆浮世絵」「岡秋暉」「花鳥・動物画」の3カテゴリーか

  • 「伝統文化の継承と発展―文化の境界を超える霹靂布袋劇」 | 青い日記帳 

    台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて「伝統文化の継承と発展―文化の境界を超える霹靂布袋劇」が開催されます。 https://jp.taiwan.culture.tw/ 台湾で100年以上受け継がれる伝統芸能でありながら、時代の流れに沿って進化を遂げ「知らない人間はいない」と言われるほど幅広い世代に楽しまれてきた人形劇「布袋劇(ほていげき)」。 その歴史文化を紹介する展示会「伝統文化の継承と発展―文化の境界を超える霹靂布袋劇」が、虎ノ門の台湾文化センターにて6月20日(木)より7月29日(月)まで開催となります。 「伝統文化の継承と発展―文化の境界を超える霹靂布袋劇」は、布袋劇の歴史や布袋劇人形の変遷を、日国内で知る貴重な機会です。 それに加え、布袋劇に魅了されたニトロプラス虚淵玄(うろぶちげん)氏が原案・脚・総監修を務める台日合同映像企画『Thunderbolt Fantasy

  • 「八幡屋礒五郎 七味缶 百周年記念展 七味缶 食卓であゆんだ100年」 | 青い日記帳 

    長野県立美術館にて「八幡屋礒五郎 七味缶 百周年記念展 七味缶 卓であゆんだ100年」が開催されます。 《七味缶》の斬新なデザインは、六代目栄助が大正十三年(1924年)に考案したもので、100年にわたり八幡屋礒五郎(読み:やわたやいそごろう)の顔として皆様に親しまれ現在に至ります。 今回の記念展では唐辛子が日に輸入され、七味が江戸から長野県に渡り八幡屋礒五郎が創業するまでの経緯と、看板商品である《七味缶》の誕生秘話を、時系列で紐解きます。 現在、多彩な商品を提供している八幡屋礒五郎ですが、その起源はいかにして形作られたのでしょうか。 八幡屋礒五郎の歴史を追いながら、代表的な商品である七味唐からしの素材に焦点を当て、これまでに誕生した様々な《七味缶》を中心に、八幡屋礒五郎の歴史と新しい挑戦について紹介する展覧会です。 会場から徒歩10分、八幡屋礒五郎 店。 〒380-0841 長野県

  • 「大吉原展」 | 青い日記帳 

    東京藝術大学大学美術館で開催中の 「大吉原展」へ行って来ました。 https://daiyoshiwara2024.jp/ 江戸の街で唯一、幕府公認の遊廓だった吉原に焦点を絞った初めての展覧会が東京藝術大学大学美術館で開かれています。 これまで幾度となく喜多川歌麿や鳥文斎栄之才らの浮世絵を通し吉原を目にすることはありました。 「大吉原展」はその名に違わず、正面から吉原をテーマとし、人々の日々の暮らし、年中行事、座敷のしつらえなどを光と影を織り交ぜながら世界的にも稀有な空間であった吉原の全貌を紹介する大変気合の入った展覧会となっています。 伝 古山師重「吉原風俗図屏風」江戸時代 17-18世紀 奈良県立美術館 国内約30か所の美術館・博物館他から吉原に関する200点以上の作品が春の藝大美術館に大集結しています。 それだけではなく、大英博物館、 ワズワース・アテネウム美術館など海外からも浮世絵

  • 世界新発見!伊藤若冲の巻物「果蔬図巻(かそずかん)」 | 青い日記帳 

    京都・福田美術館が、ヨーロッパで新たに発見された伊藤若冲作の巻物「果蔬図巻」(かそずかん)を新たにコレクションに加えました。 伊藤若冲作「果蔬図巻」(部分) 「果蔬図巻」とは 今まで発見されていなかった、若冲の絹着色の図巻(縦30.5cm×横277.5cm)跋文部分(54.5cm)を加えると332.2cmもある大作です。 制作年は1791年、若冲76歳の頃の作品で、巻末に大典禅師の直筆の跋文(ばつぶん)が添えられています。 伊藤若冲作「果蔬図巻」(部分) 寛政3年(1791)、若冲が76歳の時に描かれた「果蔬図巻」は、若冲ならではの美しい色彩を用いて様々な野菜や果物が描かれた巻物です。 若冲は「果蔬図巻」を描いた翌年に「菜蟲譜(さいちゅうふ)」(佐野市立吉澤記念美術館所蔵・重要文化財)を描いており、両作品には描かれている野菜や彩色方法などに共通点が見られます。 文化遺産オンライン 絹

  • 国立アイヌ民族博物館主催「アイヌの建築と工芸の世界」 | 青い日記帳 

    文化庁国立近現代建築資料館にて、アイヌ文化でつながる博物館等ネットワーク(愛称プンカㇻ)協働展示「アイヌの建築と工芸の世界− チセ、マキリ、アットゥㇱ −」が開催されます。 ※「プンカㇻ」は、アイヌ語でブドウ、サルナシなどの植物の蔓のことを意味し、ネットワーク事業の「繋がり」や「広がり」から連想した名称です。 https://nama.bunka.go.jp/ プンカㇻ協働展示は、アイヌ文化でつながる博物館等ネットワーク事業(愛称 プンカㇻ)の取り組みとして、国立アイヌ民族博物館と68の会員機関が協力し、アイヌ文化を紹介する展覧会です。 チセ(家屋)模型、平取町立二風谷アイヌ文化博物館蔵 アイヌ語で「家屋」を指す言葉「チセ」。 「チセ」は生活の中心となるチセは、人が生まれ、育ち、仕事をし、カムイに祈る場所です。 チセの建材はもちろん、儀礼具や道具の素材には植物が多く用いられています。 アッ

  • 「たばこ屋大百科」 | 青い日記帳 

    たばこと塩の博物館で開催中の 「たばこ屋大百科 あの店頭とその向こう側」展に行って来ました。 https://www.tabashio.jp/ 今では信じられないことですが、自分が子どもの頃は毎日のように父親の煙草(確かショートピースだったかな)を買いに、近所のたばこ屋までお使いに出かけたものです。 自宅から歩いて10分もかからない場所にたばこ屋があり、顔なじみのおばさんから手渡しで煙草を買って帰ったものです。 1980年代の店頭 浜田屋(千葉県) 自動販売機が店先に設置されてからも、たばこ屋のおばさんとの何気ないやり取りが好きで店頭で購入した思い出が今でも鮮明に残っています。 ヘビースモーカーだった父親を反面教師としたわけではありませんが、自分は全く煙草が苦手で今に至まで自分の為に煙草を購入したことはありません。 煙草をこの世の悪の権化のように毛嫌いする人もいますが、嗜好品ですので他人が

  • 「鯖大師」に「魚籃観音」?!お寺で会える水辺の生き物 | 青い日記帳 

    4月8日は、お釈迦様の誕生を祝うお祝いする「花まつり」(「灌仏会」)が全国各地のお寺で開催される日です。 花まつりでは、天と地を指差したお釈迦様の誕生仏を白象の上に花を飾った花御堂に安置し、甘茶をそそぎ誕生をお祝いする仏教の大事な年中行事のひとつです。 渡辺おさむ作品《Sweets Elephant》 今年は、美術作家の渡辺おさむ氏が千葉県市川市にある「稲荷山雙輪寺」へ物そっくりの スイーツを纏った白象作品を「花まつり」用に奉納し話題となりました。 一方で、沙羅双樹のそばの宝台上で、両手を体側につけて右脇を下にして体をまっすぐ伸ばし北枕で横になるお釈迦様が入滅された姿を描いた「涅槃図」では、死を悲しむ象や龍、鳥たちなど多くの動物が描かれています。 重要文化財「仏涅槃図」12世紀(平安時代) 古代インドが発祥の仏教にはこのように動物が欠かせない存在として、その教えやエピソードそして仏像など

  • 「フランク・ロイド・ライト―世界を結ぶ建築」 | 青い日記帳 

    パナソニック汐留美術館で開催中の 開館20周年記念展/帝国ホテル二代目館100周年「フランク・ロイド・ライト―世界を結ぶ建築」へ行って来ました。 https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 「カウフマン邸(落水荘)」や「グッゲンハイム美術館」を手がけたことで知られる建築家・フランク・ロイド・ライト(1867‒1959)。 1905年の初来日以降、計7回も日に来ており、「帝国ホテル二代目館」(博物館明治村に1976年、一部移築保存)や「自由学園」などが現存しています。 フランク・ロイド・ライト「帝国ホテル二代目館(東京、日比谷)第2案 1915年 横断面図」 コロンビア大学エイヴリー建築美術図書館フランク・ロイド・ライト財団アーカイヴズ蔵 The Frank Lloyd Wright Foundation Archives (The Museum of Mo

  • 「みちのく いとしい仏たち」 | 青い日記帳 

    東京ステーションギャラリーで開催中の 「みちのく いとしい仏たち」展へ行って来ました。 https://www.ejrcf.or.jp/gallery/ 「みちのく いとしい仏たち」は、個性派ぞろいの「民間仏」約130点をはじめて紹介する展覧会です。 教科書や美術史には登場しない青森・岩手・秋田の北東北に伝わる木像を介し、日の信仰のかたちについて考える好機です。 「民間仏」とは、教科書にも載っている運慶など名のある仏師ではなく、大工や木地師(きじし)らの手で彫られた民家や村のお堂に祀られてきた仏像や神像のことを指す言葉です。 江戸時代にはいると幕府や諸藩によって、寺院が「山」とそれに属する「末寺」に整理されました。 右衛門四良作「童子跪坐像」江戸時代(18世紀後半) 法蓮寺/青森県十和田市 それと同時に大阪・京都・江戸・鎌倉などの高い技術をもつ工房で端正な仏像・神像が制作されるようにな

  • 2023年 ミュージアム利用動向 | 青い日記帳 

    『ミュージアム利用動向2023』が、日最大級のミュージアム情報サイト「アイエム[インターネットミュージアム]」(株式会社丹青社)から発表となりました。 ※今回調査対象となるミュージアムは、博物館、美術館、科学館、動物園、水族館、植物園など、「知識の体系」があり展示手法が「学ぶ」ことを主体にしている施設のことを指しています。 https://www.museum.or.jp/ 2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行するなど、コロナ禍も一段落した状況と言えます。 それに伴い各ミュージアムでも、閉館時間の繰り上げなど新型コロナウイルス感染症予防のための対応も順次終了し、中止・延期になっていた大型の展覧会も開催される等、表面上はコロナ禍前の状態に戻ったように見受けられます。 一方で、コロナ禍を機に導入が進んだ日時指定の予約制は一部のミュージアムで継続され、また、物価

  • 「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」 | 青い日記帳 

    弥生美術館で開催中の 「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展へ行って来ました。 https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/ 昨年(2022年)伊勢丹新宿店、岡山・新見美術館にて好評を博した「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」がパワーアップして弥生美術館で開催されています。 近年、アンティーク着物ブームを背景に、あらためてその存在に注目が集まっている銘仙(めいせん)の魅力を存分に伝える展覧会です。 銘仙とは大正から昭和初期に大流行した絹の着物地の一つで、鮮やかな色合いと大胆な柄が特徴の普段着の着物です。 一級品の絹製品ではない銘仙は、安価だったことから女学生の通学着や若い女性のオシャレ着として人気に火が付きました。 漫画「はいからさんが通る」で主人公が着ているのが銘仙です。(「いせさき銘仙の日」記念イベント~はいからさんの銘仙あそび~) 元々は地味な柄だった銘仙です

  • 9日間限定開催「求龍堂100周年記念展」 | 青い日記帳 

    今年(2023年)で、創業100周年を迎える美術出版の株式会社求龍堂。 https://www.kyuryudo.co.jp/ 100周年を祝う「求龍堂100周年記念展」が、代々木上原のギャラリー[ARKESTRA(アーケストラ)]にて開催されます。 https://www.kyuryudo.co.jp/html/page117.html/ 「求龍堂100周年記念展」では、これまでの100年間の成果として、500冊を超える出版書籍、編集原や制作物の一部を一挙展示公開。 また出版を通じて紹介してきたアーティストの作品も展示されま。とアート作品が同時に味わえる自分にとって堪らない展覧会となりそうです。 来場者は、鑑賞だけでなく、実際に書籍やアート作品、グッズを購入することも出来るそうです。 創業以来の編集原、制作物の一部を展示 普段は公開される事のない、100年の歴史の中で制作されてきた

  • 気分はいつでもスナフキン!<スナフキン 旅人のコート> | 青い日記帳 

    自由をこよなく愛するスナフキンは、ムーミン谷で暮らすみんなの憧れ。 暖かい季節はムーミン谷で過ごし、住人たちが冬眠に入る頃、南へと旅立ちます。愛用する緑色のコートに黄色いスカーフ、とんがり帽子をかぶって荷物はリュックサックひとつだけ。 そんな、軽やかで自由な旅人のニュアンスを詰め込んだオリジナルアイテム<スナフキン 旅人のコート>が登場しました。スナフキンをイメージしたオリジナルデザインです。 商品特設ページ: https://iei.jp/sc5/ スナフキンらしさを満喫できる少しゆったり目のシルエットでありながら、すっきりと着こなせる絶妙なバランスで仕上げられた大人のためのコートです。 落ち着いたカーキカラーで、オフィスカジュアルにも合わせやすく、撥水加工、ポケット付きと実用面も充実! 裏地は、このコートのためにデザインされたオリジナル柄。濃い目のフォレストグリーンにスナフキンはもちろ

  • 「光へ漕ぐ舟」 | 青い日記帳 

    ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催中の 「光へ漕ぐ舟 〜手から生まれるはるかな広がり〜 浜口陽三と桑原弘明、高島進、前田昌良」展へ行って来ました。 現在活躍中の人気現代作家3名と浜口陽三の版画作品を一緒に味わう、大規模展とは一線を画する静かで心の奥底に響くものを感じる展覧会「光へ漕ぐ舟」が、水天宮にあるミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開かれています。 1階の展示室で最初に出逢うのは桑原さんの小さな小さな箱状の作品たちです。 桑原弘明「鮮明な夢を見た」2022年 ミクストメディア 9.5×7.7×7.3㎝ 桑原 弘明 KUWABARA Hiroaki 1957年茨城県生まれ。多摩美術大学油画科卒業。80年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展。以降、グループ展、美術館での展示多数。 桑原が手掛けた小さな箱状の「真鍮のスコープ」

  • 千葉県誕生150周年記念 オランダ文化交流事業「テオ・ヤンセン展」 | 青い日記帳 

    千葉県立美術館にて、千葉県とゆかりの深いオランダ出身の世界的アーティスト テオ・ヤンセンの展覧会が2023年10月27日より開催されます。 《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》(c)Theo Jansen テオ・ヤンセンは芸術家でありながら、発明家、科学者の顔も持ち合わせている稀有な作家です。 彼の代表作「ストランドビースト」は、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料で作られた、風の力で歩く「生命体(ビースト)」です。 《アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス》(c)Theo Jansen 「ストランドビースト(strand beest)」は、オランダ語で「砂浜の生命体」という意味で、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料を組み合わせ、物理学による計算に基づいて作られた、風の力で砂浜の上を歩く生命体です。 「テオ・ヤンセン展」では、10作品以上のストランドビーストを、実際に

  • 静嘉堂文庫美術館:前館長x現館長トークショー開催! | 青い日記帳 

    嘉堂文庫美術館の河野前館長と安村新館長によトークイベント「都市と美術館」が2023年8月30日に開催されます。 https://mimt.jp/blog/museum/12551/ 先月で館長を勇退された河野元昭前館長と、新館長に就任した安村敏信館長によるスペシャルトークイベント。 どんなテーマで話をしても絶対面白いこと間違いなしのお二人によるトーク。今回はテーマを「都市と美術館」とし、丸の内での活動、街に愛される美術館について話されます。 →「ほぼ実寸の曜変天目ぬいぐるみ」が話題沸騰! 丸の内のアート人に聞く! 〜静嘉堂文庫美術館 安村館長編〜 静嘉堂文庫美術館 https://www.seikado.or.jp/ 今回のトークイベントの主催は、現在休館中の三菱一号館美術館。 静嘉堂の旧館長×新館長のトークが脱線しないよう手綱を握るモデレーターとして、三菱一号館美術館の野口玲一学芸員も登

  • 「饒舌館長ベスト展」 | 青い日記帳 

    静嘉堂文庫美術館で開催中の 「河野館長傘寿の祝 饒舌館長ベスト展」へ行って来ました。 https://www.seikado.or.jp/ 静嘉堂文庫美術館の河野元昭館長が今年の7月20日に80歳(傘寿)を迎えられることをお祝いし期間限定で開催されている超・特別展。 今年で館長就任8年目となり、おめでたい末広がりの「八」の並ぶ傘寿をお祝いし、近世絵画の中から河野館長の大好きな名品、気になる作品などを好きに選んで頂いた名品が並びます。 会期は8日間のみ。会場は、丸の内でなく世田谷区岡にある静嘉堂文庫美術館です。 移転後久しぶりに二子玉川駅からタクシーで向かいましたが、通い慣れた岡の地は懐かしく、ここでの開催がとても相応しく感じました。 ベスト・オブ・ベストが並ぶ静嘉堂文庫美術館 「饒舌館長ベスト展」(@世田谷)を見逃すな! 酒井抱一「波図屏風」江戸時代 文化12年(1815)頃 展示会場